今回は2022年カタールW杯準々決勝プレビューを書いていきます。
①いかに相手にボールを持たせるか
まずはオランダvsアルゼンチンです。
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ファン・ダイクを中心とした堅守、そしてカウンターを武器にベスト8に進出したオランダ代表ですが、対するのは初戦のサウジアラビア戦では金星を与えるもメッシの活躍もあり持ち直した優勝候補のアルゼンチンです。
またメッシだけではなくディ・マリア、マック・アリスター等彼を支える選手達も確かな活躍をしており、その攻撃力は破壊力抜群です。
ただオランダの5バックはそうそう崩せるものでは無く、さらにビルドアップでのミスが目立つなどやや安定感には欠けており、ボールを持つものの攻めあぐね1発のカウンターにやられる可能性は十分にあります。
またオランダも決してビルドアップに優れたチームでは無いのでアルゼンチンの早いプレスバックのショートカウンターの餌食になる可能性があり、お互いにとっていかに相手にボールを持たせるかが勝負になってくると思われます。
②優位性は揺るがないも
次はクロアチアvsブラジルです。
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グループリーグでは最終戦で何とか突破、そして決勝トーナメントの日本戦でもPK戦までもつれ込む等、前回大会同様コンディション問題にぶち当たっているクロアチア代表に対して、ブラジル代表はグループリーグ最終戦のカメルーン戦ではターンオーバー、そして決勝トーナメント1回戦の韓国戦では前半でほぼ試合を決定づける等、コンディション面での不安は少なく、そして負傷欠場していたネイマールも復帰する等、追い風が吹いています。
またクロアチアも決して守備陣が盤石とは言えず、攻守共に不安を残しており、ブラジルの優位性は揺るがないでしょう。
しかし日本も大いに苦しんだ高さのあるウイングを生かしたクロス攻勢、そしてリヴァコビッチが大当たりすれば勝機は十分あり、ＰＫ戦に持ち込めば前回大会、そして今大会の経験値の高さが生かされる事でしょう。
兎に角クロアチア守備陣がいかにブラジル攻撃陣を押さえられるか、そこにかかってくるでしょう。
③個と個のぶつかり合い
次はイングランドvsフランスです。
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共にグループリーグを比較的楽に突破。更に決勝トーナメント1回戦も快勝を果たす等戦前問題視されていたコンディション面、そしてプレー面どちらも良好な状態でぶつかり合う両チームの戦いは、正に個と個のぶつかり合いになることが予想されます。
特に激戦が予想されているのは今大会5ゴールを決め、大会得点王をひた走っているエンバぺと復帰した対人戦に絶対的な強さを持つウォーカーの戦い、また共に将来を担う新鋭チュアメニとべリンガムのぶつかり合いも楽しみです。
どちらのチームも共に個を前面に押すチームなので、いかに個で違いを作れるかが勝負になってくるでしょう。
④注目すべきはサイドの攻防
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スペインを破り今大会最大のダークホースとなっているモロッコと、決勝トーナメント1回戦でクリスティアーノ・ロナウドがレギュラーから外れるものの代わりに入ったラモスの大活躍でスイスを粉砕したポルトガルとの対戦。
恐らくモロッコが守りポルトガルが攻めることが予想されますが、注目すべきはサイドの攻防。共にウイングが内側に入るようなチーム構成になっており、サイドで突破するのは主にサイドバックになっています。その為ハキミvsゲレイロ、マズラウィvsダロトの攻防がカギを握っており、彼らの活躍次第でチームの優位性は大きく変わってくるでしょう。
後はここまでピッチ外の話題が絶えないクリスティアーノ・ロナウドがピッチ上で結果を残せるか、注目の1戦になりそうです。
モロッコ以外順当とも言えるチームが名を連ねたW杯準々決勝。ただチャンピオンズリーグ以上にW杯ベスト8以上は魔境となっており、ほんの少しの差が勝負を分ける事となります。
優勝候補が順当に勝ち上がってくるのか、それとも対抗馬が勝ち上がるのか、それともダークホースの夢が続くのか、注目して見ていきたいと思います。
では
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