今回はカタールW杯優勝候補チームについて、
①中軸選手のコンディション
②強固な守備組織と局面を打開できるアタッカーの有無
③チームとして団結出来るか
の3点に絞って書いていきます。
2回目は「フランス代表」です。
予想フォーメーション
①攻守の核となる選手の離脱
2018年Wで優勝しディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会ですが、雲行きは決して良くはありません。
まず攻守の核となるカンテ(チェルシー)の負傷離脱に始まり、攻撃の打開力に秀でたポグバ(ユベントス)も欠場が決定。さらにメニャン(ミラン)、チュアメニ(レアルマドリード)、ヴァラン(マンチェスターユナイテッド)、キンペンベ(パリ)が負傷離脱する等、過密日程になった欧州リーグの余波をもろに受けることに。
またベンゼマ(レアルマドリード)は復帰したもののコンディションに不安を抱えており、予断を許さない状況にあり、攻守の核となる選手が不在or万全ではない状況で本大会を迎えそうです。
まるでこの状況は2002年のW杯を彷彿するもので(ピレスが大会を欠場し、ジダンが怪我で大半を欠場し、結果グループリーグ敗退)、不安要素は多いです。
それでもタレントは豊富なので大丈夫との声も多いですが、ウパメカノ(バイエルン)、カマヴィンガ(レアルマドリード)、ラビオ(ユベントス)、クンデ(バルセロナ)等に前者達と同等の活躍が見込めるかというと疑問符が残り、前回大会と比べてみてもチーム力は落ちていると言えるでしょう。
②リーダー格の不在
さらに前回大会は抜群の連携を見せていた守備陣にも脆さが見せます。
最も気になるのはリーダー格の不在で、前回大会で守備を上手くまとめていたウンティティは不在で、本来まとめるはずのヴァランはリーダーシップという面では余り期待は出来ません。
またキンペンベやリュカ(バイエルン)、サリバ(アーセナル)、ウパメカノ、クンデ等他候補もいずれもフィジカルに秀でたファイタータイプであるので、守備陣の連携の脆さを突かれて失点のパターンは多分にあるとは思います。
さらに驚異的な運動力と危機察知能力でピンチの芽を摘み取っていたカンテも不在。優勝を考えると状況は芳しくないかと思われます。
ただエンバペ(パリ)、ベンゼマを筆頭とした攻撃陣の個の破壊力は世界最高レベル。いかに守備陣を整備出来るかが鍵になりそうです。
③ユーロで起こった亀裂
また4年前は強固であったチームとしての団結力も少しずつほころびが見え始めています。
まず昨年のユーロの大会前にはジルーとエンバぺの不仲説から始まり、期間中にも選手同士の対立やフランスサッカー連盟(FFF)への不満が噴出するなど不和が噴出。
もはやお家芸とも言える内紛で早期敗退を喫すると、直近に行われたネーションズリーグでは僅か1勝でグループリーグ敗退と不安しか残らない結果に。昨年のネーションズリーグ優勝を見事にかき消してしまっています。
またエンバぺもピッチ上では相変わらず素晴らしいながらも、ピッチ上では数々の火種の元に。今やトラブルメーカーとして認識されており、本大会でもそのエゴは気になる所です。
今の所不安要素が多い前回王者。この評価を覆す新スターの登場やチームとしてのまとまりを期待したいです。
では
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