※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「尸魂界篇」のキャラ「東仙要」について書いていきます。
①「正義」を優先させる平和主義者
護廷十三隊第九番隊隊長で、瀞霊廷通信編集長も兼務するコーンロウとドレッドヘアが特徴のゴーグルをつけた生来盲目の男性です。
別世界では元最強のソルジャーで、星の支配者となるべく暗躍します。
何事にも「正義」を優先させる平和主義者で、雨竜戦では相手を痛めつけることなく気絶させる等、無益な戦闘を好まない性格をしています。
「戦いか…そんなものがなければ、人は醜い感情に惑わされることもなく、醜い悲劇も起こりはしないのに。」
「私は戦いを、心底憎むよ。」
その一貫性のある信念は檜佐木を始め多くの隊士を引き付け、隊内の結束力は非常に高いです。また普段の業務に併せ瀞霊廷通信編集長も難なくこなしており、一組織の人物としても優秀な人物です。
ただ七番隊隊長の狛村とは馬が合ったのか親友の間柄であるものの、生来の戦闘狂であった更木とは犬猿の仲であり、隊長同士の人間関係はそれ程円滑には行えていない様子です。(そもそも円滑な隊長は浮竹等ごく少数ですが。)
「無論、僕はいつもと変わらない。このめしいた目に映るのは、常に血に染まぬ道だけだ」
「君と歩む道は同じだと信じているよ、狛村」
因みに瀞霊廷通信では「正義の道」というコラムを持っており、編集長特権で打ち切られることは無かったですが、自身の持論を展開するだけではなく料理のレシピも追加で載せるようにした所、女性死神からの人気が爆上がりし一躍人気コーナーとなったことがあります。
②世界そのものへの復讐
作中では他の隊長格と共に隊舎集会にて初登場した後、一護に味方する剣八等を狛村と共に排除しようとします。しかし想定外の剣八の力の前に卍解を破られるものの、自身の信念の為に再び立ち上がります。
「違う。気に食わぬなどと言っているのではない。許しがたいと言っているのだ!」
「恨みはない。だが、平和のためには消すもやむなし」
そしてその正義の根底には慕っていた女性が死神を志しながらも死神同士のトラブルで殺害された過去にあり、亡き彼女の正義を貫こうとする想いを受け継ぎ自身も死神になったことが判明します。
「正義が足りぬと言うなら、私が正義そのものになろう」
「そして、世界の全ての邪悪を雲のごとく消し去ろう。私の正義の全てを懸けて」
それでも剣八には敵わず重傷を負うものの、狛村が助けに入ったことで中断。戦線を離脱します。
その後暫くは登場しなかったものの、鏡花水月にかからない体質(盲目である事)であることから藍染の部下として再登場。真の目的が友人を殺した世界そのものへの復讐である事を明かし、藍染、ギンと共に虚圏へと消えていきます。
「私のこの目に映るのは、最も血に染まる道だけだ。正義は常にそこにある」
「私の歩む道こそが、正義だ」
彼女の意思を継ぎながらもどうしても彼女を殺したこの世界自身への復讐心を消すことが出来なかった東仙。尸魂界の負の部分の犠牲者の一人であると言えます。
③友から受け継いだ斬魄刀
鍔に輪がついたタイプの斬魄刀で、輪の辺りから超音波を出し聞いた相手を昏倒させる能力を持ち、争いを好まない東仙にはぴったりの能力とも言えます。
因みに斬魄刀は浅打を一から自分の刀へと昇華させる他死神と違い亡き友人「歌匡」から譲られたものであり、正に友の魂を受け継いだ形となっています。
卍解は「清虫終式・閻魔蟋蟀(すずむしついしき・えんまこおろぎ)」。
鍔に付いている輪が巨大化・分裂して周囲に展開させ巨大な黒いドーム状の空間を作り出すことで、空間内にいる者の視覚、嗅覚、聴覚、霊圧感知能力を完全に遮断する卍解で、初見ではその圧倒的ハンデに対応出来きれずに斬られてしまいます。
しかし不運だったのは使った相手が知覚を封じられても平気で攻撃してくる剣八。彼の適応力、そして戦闘センスの前では只の目くらましと化しており、本来の強さを発揮出来ないまま破られました。(最初はヤバいと感じていたことから脅威には思っていたようです。)
親友との決別を選び護廷十三隊に反旗を翻した東仙。狛村との決着はつくのでしょうか。
では
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