今回は2024年阪神タイガーズの大竹耕太郎投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
24試合 11勝7敗 15QS 防御率2.80 WHIP1.15 144.2回 91三振 33四死球
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①「2年目のジンクス」を感じさせる序盤戦
昨シーズン現役ドラフトで阪神入りした大竹投手は初年度に12勝を挙げ一気にブレイク。中心選手としてチームの日本一に大きく貢献しました。
今シーズンは村上投手と共に他球団の研究が進む「2年目のジンクス」が心配されましたが、1月に左肩のガングリオン除去手術を受け調整が遅れるもオープン戦で結果を残し無事開幕ローテーションに選ばれる事に。
しかし開幕からの5登板は苦しい内容になり、生命線のコントロールに乱れが見え痛打を打たれる場面も。極端な投高打低が続く中4月終了まで全試合で複数失点を喫する等「2年目のジンクス」を感じさせる序盤戦となりました。
②多くの「工夫」が光り2年連続の二桁勝利
しかし5月に入ると徐々に持ち前の投球を取り戻し、安定感のある投球を続け、コントロールの精度が戻ったことにより投球のタイミングをずらしたり超スローボールを交える投球術が冴え、前半戦は勝利に恵まれてはいないものの見事な立ち直しを見せます。
そして後半戦からはチームの打撃が復調したこともあり、試合を作ることに専念。8月はやや打ち込まれるも9月には2勝を挙げ2年連続の二桁勝利。さらに自身初の規定投球回数を記録する等1年間ローテーションを守り、多くの「工夫」が光ったシーズンとなりました。
因みに今年もマツダスタジアムでは3勝&防御率1.37と相性の良さを発揮。優勝争いの直接のライバル相手に「天敵」として立ちはだかっていました。
③左腕先発の軸として
来シーズンは先発ローテーションの一角としてだけでは無く、今年不振を極めた伊藤将投手や若手の及川投手、そして今年のドラ一の伊原投手等左腕先発陣を引っ張る存在としての活躍が期待されます。
ただ今年の流れを考えるとそうそう大崩れしない投手ではあるものの、規定投球回数を達成したのは今シーズンが初めて。勤続疲労もあり急に球が来なくなった今年の伊藤将投手のようなケースもあるだけに兎に角心身共のケアが必要になってくるでしょう。
「2年目のジンクス」にも打ち勝ち、その投球術で見事な活躍を見せてくれた大竹投手。来シーズンの活躍も期待しています。
では
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