今回は現代サッカーのゴールキーパーについて主観を元に書いていきます。
今回は「役割の変遷」についてです。

①「守護神」の名の通りゴールを守る選手
ゴールキーパーとは「守護神」の名の通りゴールを守る選手であり、フィールド中で「唯一」手を使う事が出来るポジションです。ただ一つのミスがゴールに直結する為他ポジションよりもミスが許されず、さらにスタメンで起用されるのはたった一人である為、メンタル的に非常に過酷なポジションでもあります。
そんな専門性、そして特殊な中その役割は長い間「ゴールを守る事」に注力されており、1990年代後半~2000年代前半まではブッフォン、カーン、カシージャス、そしてチェフ等シュートストップ型の選手が主流に。足技に優れたファン・デル・サール、フリーキックの名手であったロジェリオ・セニ等はいたもののあくまで付加価値に過ぎず、その数は少数でありました。
②足元の高い技術はGKの能力に不可欠なものに
しかしその長き歴史を覆す選手が現れました。
マヌエル・ノイアー、2006年にドイツのシャルケでプロデビューすると、本業であるシュートストップは勿論の事、組み立てにも積極的に参加。更に異常な程広いプレー範囲を誇っており、そのプレーから「リベロ型」ゴールキーパーと評され世界に大きな驚きを与えました。
またその衝撃はファンだけでなく監督、選手にも広がり、ビクトール・バルデス(バルセロナ)やテア・シュテーゲン(ボルシアMG→バルセロナ)等、GKに足元の技術を求め、ビルドアップに積極的に参加させるようになり、さらにそのロングフィードでチャンスメイクすら出来るエデルソン(マンチェスターシティ)、アリソン(リヴァプール)のような選手も登場し、足元の高い技術はGKの能力に不可欠なものになっていました。
③再び足元の巧さより「ゴールを守る」ことが注目される
ただ2020年代に入るとハイプレスが進化した事により、GKを参加させるビルドアップがリスクの高いものになってしまい、さらに有効な攻撃手段がショートカウンターに代わったことにより再び足元の巧さより「ゴールを守る」ことが注目されるように。
クルトワ(レアルマドリード)、オブラク(アトレティコマドリード)、ドンナルンマ(マンチェスターシティ)といった現状世界最高峰と評される選手はいずれもビルドアップ能力は平凡なものの、シュートストップに秀でており、再び「ノイアー以前」の価値観に戻りつつあります。
現状でも鈴木(アストンビラ)、ジョアン・ガルシア(バルセロナ)等ビルドアップに秀でた選手はいるものの、いずれも前述したような付加価値に留まる事に。(ただその分希少価値が高くなっており重宝されています。)
今後もその流行りのスタイルによりGKの役割は大きく変わる事が予想されます。
次からは現状その求められる役割を出来るだけ整理し、特化した選手を紹介していきたいと思います。
では
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