今回はパリ・サンジェルマン所属のリオネル・メッシ選手について書いていきたいと思います。
今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。
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①離脱が続く
サッカー界を激震した「バルセロナ退団」からメッシ選手が新天地に選んだのは、かねてから噂のあったパリ・サンジェルマンでした。
かつての弟分ネイマール、そして「ニュースター」エンバぺを要する攻撃陣に加わることは正に「ドリームチーム」と評され大いに期待されましたが、余りにも守備を顧みないこの布陣には大きな「不安」が見え隠れしていました。
しかしその不安は違う形となってチームに降り注ぎます。メッシ選手はコンディション不良や怪我により離脱を繰り返し長期にわたり欠場。そんな状況もありチームへのフィットにも苦しみ、リーグ戦初ゴールは14節まで持ち越されました。それでもチャンピオンズリーグでは5ゴールを挙げる等相変わらずの決定力を誇りチームのグループリーグ突破に大きく貢献。リーグアンでは独走状態になっていました。
ただ先日行われたレアルマドリード戦ではまさかの大逆転負け。メッシ選手もインパクトは残せず批判の嵐に晒されている状況にあります。
②プレーレベルは決して落ちてはいない
ただメッシ選手のプレーレベルは決して落ちてはいません。低い位置でもボールを受けそこから1,2人剥がしてボールを運びマークを集中させた状態で味方へパスを渡す。そのような「離れ業」はメッシ選手ぐらいしか出来ず、ビルドアップの形が少ないパリのチームにおいて大きな武器となっています。そしてそのパスもタイミング、質とも非常に高く、特にエンバぺのようなストライカーにとっては非常に大きなパートナーとなっています。
しかしこれまで自身を攻撃の中心とし、アルバやイニエスタなどパートナーが充実していたバルセロナ時代と比べ、明確なパートナーを見つけられず(かつての相棒ネイマールは怪我で殆ど一緒にプレー出来ていません。)、さらに自身が得意としていたリターンパスを受けてフィニッシュという形は目に見えて減り、自身はやや無理な態勢からの強引なシュートが目立っている状況です。ただそれを踏まえても公式戦7得点は余りにも寂しく(バルセロナではシーズン平均40ゴールを記録しています。)、これまでの活躍を考えると批判を受けても致し方ない成績となっており、自身をフィニッシュの中心で考えてくれるようにならなければストライカーとしての役割は厳しいかと思います。
③よりレジスタに
そしてこれからのメッシ選手ですが、このまま年齢を重ねるとどうしても俊敏性が落ちてくるのを考えると今後はより低い位置でプレーし、相手を剥がせるレジスタとしての役割が予想されます。フィニッシュの場面は恐らく限定的になりこれまでのようにゴール量産は中々考えにくく、パリでその流れが加速されているとも感じます。
一応契約は2年となっており来シーズンもパリでのプレーが予想されますが、これからはスコアラーからパサーのイメージが強くなるのかも知れません。
偉大なストライカーから偉大なパサーへ。かつての偉大な先人と同様に、メッシ選手も年齢と共にプレースタイルが変わる時が来ているのかも知れません。
では
(ナイキ) NIKE/21/22パリサンジェルマン/ホーム/半袖/メッシ/ジュニア用/CV8232-411
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