今回はマンチェスターユナイテッド所属のクリスティアーノ・ロナウド選手の衝撃発言について書いていきます。
①自身への理解の欠如とプレー時間の少なさ
今シーズン前、ロナウド選手はチャンピオンズリーグに出場する為移籍先を探すものの高額年俸や強すぎるパーソナリティーを危惧してか手を挙げるクラブは現れず、結局は残留に落ち着きます。
しかも家族の問題もありプレシーズンに出遅れコンディションが整わないままシーズンに突入。ただコンディションを挙げながら戦える程プレミアリーグは甘くなく、中断前にはスタメン起用はリーグ戦4試合、そして得点は僅か1に終わっていました。
さらに10月19日のトッテナム戦では試合終了前にベンチを去りチームの快勝に水を差す行為を行う等問題行動も目立っており、冬の退団がまことしやかに囁かれていました。
そして先日、イギリス紙「ザ・サン」の独占インタビューにてクラブや監督、そしてかつての同僚(ルーニー)に対して批判を繰り広げる衝撃発言を行い、クラブとの軋轢は決定的なものに。
理由としては自身への理解の欠如(リスペクト)とプレー時間の少なさが考えられるものの、組織に所属する人間が公に行っていい発言のラインを越えており、決して許されるものではありません。
②只の我儘では無い側面も
しかし彼の発言の中には只の我儘では無い側面もあります。
これまでユナイテッドに復帰した後関わった監督は3人ですが、
・個に依存するロングカウンター(スールシャール監督)
・ハイプレスからの縦に速い攻撃(ラングニック監督)
・高いボール保持をベースとしたサッカー(テン・ハーグ監督)
とそれぞれの目指すサッカーはバラバラで、しかも監督が交代する度に大型補強を繰り返して多くの資金を無駄にして来ました。
またこれまでもモイーズ監督、ファン・ハール監督、モウリーニョ監督と監督が変わるたびに同じことを繰り返しており、ロナウド選手の発言から現時点でもその場当たり的な風潮は変わっていないようです。
そしてポジション争いにおいても、自身と同じく良い状態とは言えない(チームへの貢献を考えるともっと小さいかもしれない)ラッシュフォード選手を監督は継続的に起用。その指揮官の判断に彼のプライドは大いに傷つけられたでしょう。
一貫性の無い運営(プレシーズンでの自身の問題へのサポートもあると思われます。)と指揮官の贔屓とも言える起用法(これに関しては監督の過去の発言から考えるとフロントが絡んでいる可能性がありそうです。)をロナウド選手が裏切りと感じ、感情的な言動に走らせたものであるとも考えられます。
③退団は避けられない
ただ理由はどうあれ今回の発言はクラブだけではなく、今まさに戦っている現場の人たちに対しても冷や水を浴びせる言動であり、ロナウド選手は周りからの信頼を失い退団は避けられないかと思います。
個人的にはそのプレーだけではなく精神的にもチームを引き上げているロナウド選手を見てみたかったので非常に残念な所です。
現時点ではポルトガル代表の試合に集中しているとのことですが、少しクラブの喧騒からは離れてプレーだけではなく精神的にも落ち着きを取り戻し、再び輝きを見せてくれることを心から願っています。
では
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