きちのうすめ雑記

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名門に迫る「財政破綻」~「身の丈」に合わない投資を行った結果~【サッカー】

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今回はフランス名門リヨンに襲い掛かる「財政破綻」について書いていきます。

Getty Images

①破綻の危機に

フランスサッカー経営管理総局(DNCG)は11月15日、フランスリーグアンに所属するオリンピック・リヨン財務状況悪化を受け、同クラブを2024-2025シーズン終了後のリーグ・ドゥ(2部)降格とする暫定処分を科した事を明らかにしました。

リヨンは先日5億€以上の負債を抱えていることが明らかになったものの、オーナーのジョン・テクスター氏は収支改善をアピールし楽観視されていましたが、DNCGは同クラブの2025年1月の移籍市場における補強禁止処分と賃金制限を課し、それでも財務状況が改善しない場合は先述の通り今シーズン終了後の2部降格を言い渡すという想定外の決断をされる事に。

2000年代にはリーグ7連覇を達成し、2019-2020シーズンにはチャンピオンズリーグでベスト4に進出した名門クラブが、破綻の危機に立たされることとなりました。

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②「身の丈」に合わない投資を行った結果

その大きな要因とされるのは「身の丈」に合わない投資。リヨンは今シーズンにニアカテ、ミカウターゼを完全移籍、マンガラ、ヌアマ、ベンラーマの買取オプションを行使して1億4700万€の大型補強を敢行

これまでのシーズンは財政難により緊縮財政を迫られ、パケタ、グスト、バルコラ、ルケバ等高額の移籍金が発生する主力の売却を余儀なくされましたが、今シーズンの大型補強から財政状況の改善を感じられることに(ただ28歳のニアカテに市場価値の倍額となる3000万€を払う等、ノッティンガムのカモにされていた感はありましたが、、、。)

しかしその実財政状況は改善されていないとDNCGは判断。正直クラブ側の見通しが甘かったと言わざるを得ません。

 

③迫らせる主力の売却

そんな中クラブは今冬の移籍マーケットで主力の売却を迫られる事に。有力なのはその技術の高さを生かし崩しの切り札となっているレフティー、シェルキ。

今シーズンの夏にフルハム移籍が濃厚となっていましたが、本人が拒んで移籍は破談。現状2000万€の市場価値となっていますがクラブ側が望むのは3000~3500万€で、サラーの後釜が欲しいリヴァプール等が関心を示しています。

また爆発的な加速力を武器にサイドを切り裂くフォファナや、下部組織出身で昨シーズンまでの主力であったカケレの売却が噂されており、厳しい冬の移籍マーケットとなりそうです。

 

フロントの失策で窮地に追い詰められているリヨン。かつての名門は今年7月に破産申告を行い3部に落ちたボルドーと同じく凋落していってしまうのか、その動向に注目です。

 

では

 

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