今回はチャンピオンズリーグ準決勝の組み合わせについて書いていきたいと思います。
組み合わせはコチラ
マンチェスターシティ(イングランド) vsレアルマドリード(スペイン)
①昨シーズンの準決勝の再来とミラノダービー
マンチェスターシティはバイエルンに、マドリーはチェルシーに完勝とどちらも苦戦することなく準々決勝を突破。
相手の不調やクラブの混乱もあったもののここ5年でチャンピオンズリーグを制したクラブ相手の勝利は非常に大きかったと思います。
そんな中での昨シーズンの準決勝の再来。共に優勝候補でありチャンピオンズリーグの経験値も十分。熱い戦いが繰り広げられそうです。
一方もう一方では準決勝では20年ぶりとなるミラノダービー。当時(2002-2003シーズン)はアンチェロッティ監督率いるミランがシェフチェンコのゴールでアウェーゴール差を覆して勝利。今となっては残っている選手は皆無であり(そう考えれば20年以上トップレベルを保っているアンチェロッティ監督の凄さが分かります。)、この相性は関係は無さそうですが、同じホームスタジアムを持つチーム同士激しい戦いが繰り広げられそうです。
ただ2004-2005シーズンの準々決勝ではインテルのファンが発煙筒を投げ込みその内一つがミランGKジーダの方に直撃。没収試合となった過去もあるだけに(試合はミランが3-0で不戦勝)、両サポーターの方はヒートアップし過ぎないようにして欲しい所です。
②チーム状態は最高潮ながらも相手は予測不可能なチーム
まずはマドリーvsシティですが、マドリーはアラバ、モドリッチが怪我から復帰。さらにロドリゴ、ヴィニシウスの両翼が好調を維持しておりかなりいい状態で決戦を迎えられそうです。
リーグ戦はここ最近躓いているもののモチベーションの差によるものが大きく、コパ・デル・レイ優勝はきっちり果たしその勝負強さは健在。ミリトンの出場停止は痛いですが、現状のシティ相手でも十分戦える戦力は擁しています。
対するシティは新機軸の偽センターバックも機能しリーグ戦10連勝と手の付けられない状態。特にハーランドは徹底マークに合いながらもその連勝中に9試合で9ゴールを記録し数々の得点記録を樹立する等アンストッパブルな存在となっています。
また出場が不安視されたアケも無事復帰。コンディション面が不安視されたフォーデンもリーズ戦でフル出場を果たす等、最終戦に向けてチームは最高潮を迎えそうです。
しかし相手は昨シーズンまさかの逆転負けを喫したマドリー。前回とは違い1戦目をアウェーで迎えることは大きなメリットながら予測不可能なチームなのは間違いなく、理詰めで準備するグアルディオラ監督の手腕が再び試されそうです。。
③派手な打ち合いよりは
そしてもう一方のミラノダービーも熱い戦いが期待出来そうで、両チームは直前のリーグ戦を勝利。しかもその相手はラツィオ、ローマと強豪相手で勢いの付くものとなりました。
ただミランはその試合で崩しの切り札レオンが怪我、代わりに双璧を張るテオがゴラッソを決め躍進するもそのコンディションは気になる所です。
しかしべナセルをトップ下に抜擢した現布陣は攻守共に非常にバランスが良いので、チーム力で乗り切れるか注目です。
対するインテルも一時期の不振を乗り越え復調。特に深刻だった得点力不足はすっかり過去のものになり、ストライカー全員が結果を残す等量産体制に入っています。
特に驚異的なのは左サイドで、ディマルコ、ムヒタリアンの連携は大きな相手の脅威に。やや疲労が見えていたバレッラにも休みを与える事が出来、ほぼ万全の状態で迎えられそうです。
ただ両チームともビルドアップは決して得意とは言えず守備が特徴的なチーム。派手な打ち合いよりは堅いヒリヒリした試合になりそうです。
両試合とも見所は違うものの非常に面白い試合が期待出来るカード。今から楽しみでしょうがありません。
では
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