今回は先日決められたチャンピオンズリーグ準々決勝の組み合わせについて書いていきたいと思います。
主に注目カードについて書いていきます。
組み合わせはコチラ
レアルマドリード(スペイン) vs チェルシー(イングランド)
マンチェスターシティ(イングランド)vs バイエルン(ドイツ)
①マドリー優勢は間違いない
昨シーズンの決勝のリベンジに燃えていたリヴァプールを返り討ちにしたレアルマドリードと、大不振から調子を取り戻し好調ドルトムントを見事撃破したチェルシーとの戦いです。
マドリーは対チェルシー戦はここ最近の対戦成績は分が悪いものの(1勝1分2敗)、監督が変わり(トゥヘル監督からポッター監督へ)さらに陣容も大きく変わったことでやりにくさは感じていないと思われ、さらに勝負所を押さえているマドリー優勢は間違いないでしょう。
注目はマドリーの崩しの切り札であるヴィニシウスと、対人に強いリース・ジェームズのマッチアップで、彼らの働き次第で試合展開が大きく変わると思われます。またチェルシーは経験不足の若いDF陣を支えるクリバリの統率力も試され、どこまで耐えてのカウンターが機能するかが勝負になってきそうです。
②名将が迷走しなければ
共に優勝候補とも言えるチーム同士の対戦。さらにグアルディオラ監督vsナーゲルスマン監督という名将対決ともなっていますが、やはり注目はグアルディオラ監督の戦略にあるでしょう。
過去グアルディオラ監督は急な3バック(2019-2020シーズン)、ギュンドアンのアンカー起用(2020-2021シーズン)等、普通に挑んだ方が勝利の可能性がある相手に奇抜な采配を行い星を落としており、今回もいかに名将が相手を意識し過ぎて迷走しないかがポイントになりそうです。
またサイドバックの人選も注目で、3-2-5の3バックで起用する選手(ウォーカー、アケ)、偽サイドバックとして起用する選手(リコ・ルイス、ストーンズ)そして2-3-5で起用する選手(ウォーカー、アケ)をいかに役割を間違えずに起用するかが注目です。(特にウォーカーをサイドの幅取りの役割にするのは近年の懸念です。)
一方バイエルンは3バック、4バック共に起用法が定まっており完成度は高いですが、注目点はリーグ戦では度々集中力が切れてしまうセンターバックで、パリを完封したようなパフォーマンスをウパメカノ、デリフトが行えるかがポイントになってきそうです。
③国内での戦い方を考えると
一時の大不振からは立ち直るもまだまだ本調子ではないミランと、国内で好調を続けスクデット獲得にまい進するナポリの戦いですが、現在の調子や過去の対戦などを踏まえてもナポリの優勢は間違いないかと思います。
ただミランは現在ナポリが苦手とする5バックを使用しており、尚且つ守護神メニャンも復帰と守備には好材料は多く、ロースコアで耐えるとチャンスは訪れて来そうです。
対するナポリはビルドアップの起点となるディ・ロレンツォ、マリオ・ルイのパフォーマンスに注目で、膠着した際に質で殴る他攻め手が少ないチームにおいて彼らの機転がどこまで効くかが勝負になりそうです。
因みに直前のリーグ戦で「前哨戦」が行われるので、この試合での両チームの戦いぶりにも注目です。
他1試合のインテルvsベンフィカはタレントに勝るインテル優位は言われているものの、ベンフィカの巧みな守備戦術にインテルのビルドアップが苦しむことが想像され、個人的にはほぼ互角だと考えています。
ここからは各クラブの実力が拮抗しており、何が起きるかわからないチャンピオンズリーグ準々決勝。前評判通りに事が運ぶのか、それとも波乱が起きるのか、今から非常に楽しみです。
では
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