インテル優勝の要因～後半戦を圧倒的強さで駆け抜ける～【サッカー】

今回は見事3シーズンぶり20回目の優勝を果たしたインテルについて、その要因について書いていきます。

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リーグ　勝ち点86　27勝 5分 1敗　79得点 18失点　優勝（33節終了時）

カップ戦　ベスト16

基本フォーメーション

①後半戦を圧倒的強さで駆け抜ける

新戦力出会ったテュラムがすんなりチームに馴染みラウタロとのコンビが猛威を振るい前半戦を首位で折り返したインテルですが、年明けからリーグ戦を13勝2分と圧倒的な強さで駆け抜け、さらにライバルACミランの前で史上初めて決める等、最高の形でのスクデット獲得を果たしました。

さらに勝ち点は勿論の事、得点、失点共に他チームを突き放す事に。リーグ戦においては正に頭一つ抜けてスクデットというゴールを駆け抜けることになりました。

カップ戦ではボローニャ、チャンピオンズリーグではアトレティコに敗れ2冠以上はならずともカップ戦では延長の死闘の末、そしてチャンピオンズリーグではPK戦の末での敗北と確かな強さは示しており、来シーズンも期待出来る内容を見せています。

②爆発したエースと適応したレジスタ

そんな中MVP級の働きを見せたのは「エース」ラウタロ・マルティネス。相棒がテュラムに変わった中、彼の特性を生かし自身は得点王をほぼ手中に収める23ゴールをマーク。

さらに相方テュラムも12ゴールを記録しており、ポストプレー役もこなしたルカク、セカンドストライカーとして振舞ったジェコ、そしてデコイ役として生かしつつスペースを共有し合ったテュラム。それぞれタイプが大きく違うにも関わらず素晴らしい連携を構築しており、彼の万能さが際立っています。

またチャルハノールは昨シーズン途中から起用されたアンカーに完全に適応。ロングパスを生かしたゲームメイクに加え、フリーキックや強烈なミドルシュートでも違いを見せここまでPKは殆どながら11ゴールをマーク。前任者の影を完全に消し去り今やセリエA屈指のレジスタとなっています。

③来年も敏腕CEOに頼ることに

ただ相変わらず財政的には厳しい状況であり、オフには再び主力の放出話が度々囁かれそうで、特に出場機会を減らしているダンフリースやデ・フライが噂に上がっています。

その中でも「敏腕CEO」マロッタ氏は来夏に向けて着実に強化を進め、タレミ（ポルト）、ジエリンスキ（ナポリ）がフリー移籍で獲得濃厚。更に最終ラインにもスモーリング（ローマ）、キム・ミンジェ（バイエルン）の噂が挙がっており、今年も彼の立ち回りに頼ることになりそうです。

またインモービレ（ラツィオ）の獲得プランも浮上しており、来シーズンもリーグを引っ張る存在となりそうです。

正に他を圧倒してスクデットを「取り戻した」インテル。本当におめでとうございます。

では

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