今回はレアル・マドリード移籍が決定したダビド・アラバ選手について書いていきたいと思います。
経歴
アラバ選手はオーストリアのSVアスペルンのユースチームでキャリアをスタートさせ、2002年にFKアウストリア・ウィーンに移籍、そして2008年にドイツの名門バイエルンのユースチームに移籍しました。
その後2010年にトップチームデビューを果たしますが2011年にホッフェンハイムにレンタル移籍。しかし加入直後から頭角を現し翌シーズンにはバイエルンに復帰。チームのチャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献しました。(決勝には累積警告の為出場出来ず)翌シーズンも活躍を続け2012-2013シーズンにはチームの3冠達成に貢献します。
アラバ選手も左サイドバックを中心にプレーしリーグ屈指の実力者として認識されますが新たな転換期になったのは2013-2014シーズン。
グアルディオラ監督の元両ウイングの突破力を生かす為に、アラバ選手をボランチの位置に配置させプレーメイクとカウンターのフィルター役にさせる「偽サイドバック」(アラバロール)の中心となりキミッヒと共に「ポリバレントプレーヤー」の代表格として進化を遂げると、昨シーズンはセンターバックにも見事に対応。2度目の3冠達成に大きく貢献しました。
しかしクラブ側との契約交渉が不調に終わりフリーでの退団が決定すると、レアルマドリードと5年契約を締結。新シーズンは「白い巨人」の中心選手としてプレーすることになります。
①正確なキックと高い戦術眼
アラバ選手の特長は「正確なキックと高い戦術眼」です。特に左足のキック精度は抜群に高く、セットプレー、クロス、フィード、全てが一級品です。
またそれを生かす高い戦術眼も大きな持ち味で、バイエルンではサイドバック、ボランチ、センターバックを難なくこなしています。また代表ではサイドハーフやトップ下でも起用されておりゴールキーパーとセンターフォワード以外は全てこなせる程の戦術理解能力を持ち合わせております。
ただその能力を存分に発揮するフィジカル能力も優れており、180㎝と平均的な身長にも関わらず空中戦では負けることが少なく、読みも鋭いことがわかります。サイドバックをこなせるスピードも魅力です。
②世界最高峰のポリバレントプレーヤー
アラバ選手は「ポリバレントプレーヤー」としては世界最高峰であると言えます。
ポリバレントプレーヤーとは個人的に、「判断力が高く、そのポジションに与えられた役割だけではなく、複数の役割をこなすプレーヤー」の事を差し、アラバ選手は偽サイドバック(サイドバックでありながらゲームメイクの役割をこなす)を筆頭にそのプレーヤーの最高峰の実力を持っていると言えます。
そして同じくポリバレントプレーヤーであるキミッヒとの共演はサッカーにおけるポジションの概念を大きく変え、ポジショナルプレーが更に深化したとも言えます。この二人を要したバイエルンが強かったのは当然であると言えますね。
③エリート集団の中でも十分
新天地であるレアルマドリードではセルヒオ・ラモス退団であればセンターバック主体、残留であればそのポリバレントさを生かして守備的な役割全面での起用が予想されます。前者では勿論ディフェンスリーダーとしての役割、後者では昨シーズン怪我人に苦しめられた右サイドバックにメンディを持ってくる事が予想され、エリート集団マドリーの守備陣の中でも十分やっていける能力は持ち合わせています。
また最近採用し始めた3バックでも十分機能するので、チームの選択肢は大きく広がることでしょう。
新天地に「白い巨人」を選んだアラバ選手。活躍を楽しみにしています。
では
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