今回は現代サッカーのセンターバックについて主観を元に書いていきます。
今回は「守備面」についてです。
①地上戦
まず「地上戦」ですが、近年自己完結力が求められる1トップが多く採用され、スアレスやハーランド等フィジカル、技術、スピード3拍子揃っているセンターフォワードが増加。更にハイプレスの進化により、引っ繰り返された際の後ろの広大なスペースをカバーする為に純粋なスプリント力と敏捷性が必須になることに。
その為特に4バックを用いるビッグクラブではそのスピードを含めた対人能力に優れている選手が重宝されており、総合力の高いセンターバックが多く登場するきっかけとなっています。
現在ではアラウホ(バルセロナ)、サリバ(アーセナル)が該当しており、数々のアタッカーを封殺しています。
②エアバトル
次は「エアバトル」ですが、前述したように高さだけが求められる時代ではなくなっている為、空中戦だけを武器にしている選手はビッグクラブでは厳しい状況にあります。
それでも守備だけではなくセットプレーでの得点源になる等、低い位置でのカウンターベースで得点力不足になりがちなクラブには重宝されており、マグワイア(マンチェスターユナイテッド)、ズマ(ウェストハム)は攻守共に存在感を示しています。
次は「カバーリング」(裏ケア)ですが、かつてはマスチェラーノやリカルド・カルバリョ等圧倒的な高さを持っていない選手がビッグクラブで生き残る為の術となっていましたが、近年は前述したように総合力が求められる時代になりつつあり、彼らのような特化した選手は少なくなっています。
それでもフィジカル偏重になりつつある現状、高い判断力を必要とするカバーリング能力が優れている選手は貴重な存在で、確保するのは難しい状況。しかし可視化しにくい能力で意外に重要視している監督やクラブも多くないので、守備の安定を求めるクラブは何よりも早く獲得していきたい所です。
現状ではファン・デ・フェン(トッテナム)、リサンドロ・マルティネス(マンチェスターユナイテッド)等が代表格で、チームのピンチを幾度も防いでいます。
次は「インターセプト」です。
カバーリングとは逆の矢印を向いて相手の攻撃を未然に防ぐ技術ですが、これも高い判断力と鋭い読みを必要としており、失敗すれば大ピンチになるのでかなり思い切りも勇気も必要です。
その為後ろにディフェンスラインがある守備的ミッドフィルダーやカバーする選手が多い3バックの選手が主に使う守備で、板倉(ボルシアMG)やヴィツェル(アトレティコマドリード)等前のポジションもこなせる選手が得意としています。
⑤統率力
そして最後は「統率力」です。
的確なコーチングで自身だけではなく味方も動かしディフェンスラインを統率する能力ですが、高度な判断力と言語化能力を必要としている為、この能力が高い選手は極めて少数であると言えます。
またこの能力に長けている選手はもれなくワールドクラスであり(自身以外に脳のリソースを割ける程のフィジカル、技術的な高さを持っています。)、所有している選手が多ければ多い程守備は固くなります。
ファン・ダイク(リヴァプール)、マルキーニョス(パリSG)、ルベン・ディアス(マンチェスターシティ)、アラバ(レアルマドリード)等が該当し、逆に言うと一人もいないと連携面で不安が残り、例え抜群の身体能力を持った選手が多くても簡単に裏を取られる等機能不全が見られることに。
今シーズン前半のバイエルンやクンデ、アラウホコンビのバルセロナが機能しなかったのも統率力不足であるものが大きかったと思います。
次は攻撃面について書いていきます。
では
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