今回はACミラン所属のラファエル・レオン選手について書いていきたいと思います。
経歴
レオン選手はポルトガルのスポルティングユースに所属しており2017-2018シーズンにトップチームデビューを果たします。しかし同シーズンカップ戦の決勝日前日に、クラブのウルトラスに選手やスタッフが襲撃される事件が勃発。これがきっかけで大勢の選手が退団し、レオン選手もこれに追従することになります。
次に新天地に選んだのは若手選手の育成に定評があるフランスのリールに入団。レオン選手は当初は環境の違いに戸惑っていた感はありましたが、12月からは本領発揮しゴールを量産、「ポルトガルのエンバぺ」と呼ばれる程注目を浴びる存在となります。
そして翌シーズンにイタリアのACミランに移籍。当初はチームに馴染めず、プレーが空回っていましたが、イブラヒモビッチ加入を機にレビッチと共にミランの躍進を支え、今シーズンはイブラヒモビッチ離脱時の穴を埋める活躍を見せています。
代表ではポルトガルの各年代カテゴリーでプレーしていますが、A代表はまだ未招集です。しかし今後のA代表の中心選手としての活躍が期待されます。
①抜群のドリブル技術とスピード
レオン選手の特長は「抜群のドリブル技術とスピード」です。非常にドリブル技術が高く、やわらかい足元のテクニックを使ってのフェイントや、爆発的な加速力を誇るスピードで相手を抜いていきます。どちらかというと「運ぶ」タイプのドリブルで、狭いスペースではやや力任せになるものの十分な打開力を持ち合わせています。
得意なプレーは左サイドに張ってからのカットインからのシュートやコンビネーションで、プレー選択はやや限定されるものの分かっていても止められない精度を誇っています。逆に右サイドではハーフスペースでボールを持つことで持ち味を発揮します。
個人的にはエンバぺというよりも、アーセナルやフランス代表で活躍したアンリにプレースタイルが似ていると感じています。
②ポストプレーとオフザボール
反面課題は「ポストプレーとポジショニング」です。188㎝と長身で空中戦も強いですが、そもそも競り合いを好まず後ろ向きにボールを持った時のプレーは得意ではありません。その為ターゲットマンとしての役割はこなすことは出来ません。またドリブラーあるあるですがオフザボールの走り込みも少なく、裏抜けの頻度も余り高くありません。ここまでのキャリアで二桁得点が無いのもそれが原因かと思いますので、オフザボールを磨けば得点王も夢では無いでしょう。
また守備意識もやや希薄で、簡単にマークを外してしまうシーンが散見されます。
③「王」の代役
これまではウイングで起用される事が多かったレオン選手ですが、イブラヒモビッチやレビッチの離脱を境にセンターフォワードで起用されることになります。そこでレオン選手はサイドを起点にした攻撃の構築を可能とさせ、ミランの攻撃の新たなオプションとなり「王」の代役として申し分ない働きを見せました。
今後もイブラヒモビッチ離脱時には有力なオプションとなり、良質なターンオーバーも可能とするでしょう。
若手が多いミランの「象徴」として台頭したレオン選手。今後の活躍も期待したいです。
では
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