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アンチェロッティ監督 5大リーグ制覇の軌跡~2003-2004 ACミラン~【サッカー】

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今回はアンチェロッティ監督 5大リーグ制覇の軌跡について書いていきます。

 

1回目は「2003-2004 ACミラン」です。

Getty Images

主なフォーメーション

 

①サイドに幅を持たせるために

前シーズンチャンピオンリーグ優勝を果たしたACミランアンチェロッティ監督でしたが、セリエAでは3位に甘んじる等安定性には欠けました。要因としては

・攻撃が中央に集中するシステムを使っている(クリスマスツリーシステム)

・両サイドバックに本職がセンターバックの選手を起用していた(シミッチ、カラーゼコスタクルタ等)

為、中央を塞がれると突発的な連携やスーパープレーに頼る他無く著しく得点が落ちる傾向にありオフにはサイドバックの補強が不可欠となっていました。

そして珍しくクラブはアンチェロッティ監督の要望通りに、ローマから世界屈指の右サイドバックであるカフー、そしてラツィオからパンカロを獲得し、サイド攻撃に幅をもたらすことに成功しました。

 

②ヨーロッパに驚きを与えた若者

しかし彼ら以上にインパクトを与えたのは先行投資と見なされ、ブラジルのサンパウロから獲得した若者でした。リカルド・イゼグソン・ドス・サントス・レイチ、通称カカは加入直後からそのポテンシャルを遺憾なく発揮。

緩急が巧みで推進力抜群のドリブルと正確なテクニック、そしてここぞという時の決定力で瞬く間に同胞のリバウド、そしてルイ・コスタを追い抜きレギュラーに定着すると、エースであったシェフチェンコ、そして怪我で長期離脱したインザーギの代わりとしてチャンスを掴んだトマソンが定着した前線が爆発的な威力のカウンターを発動していました。

またアンチェロッティ監督も豊富な持ち駒を有効に使い、上手くターンオーバーを活用。セリエAでは圧倒的な強さを誇り18節から首位に出るとダービッツを干して中盤の強度を落とし守備力を大幅に落としたユベントス、大型補強がまたもや実らず監督交代も行ったインテル(当時の後期監督はザッケローニ)を早々に突き放しました。

唯一カペッロ監督が築いた堅守にファンジスタ二人(トッティカッサーノ)が抜群の連携を見せたローマのみが食い下がるものの、ミランは着実に勝ち点を積み重ねていき、チャンピオンリーグ、そしてコッパイタリアとの3冠も夢ではない状況でした。

 

③圧倒的な内容で優勝

しかしコッパイタリアではラツィオに完敗(2戦合計1-6 )すると、連覇を懸けたチャンピオンリーグ準々決勝のデポルティボ戦ではホームで4-1と圧勝するもアウェイで前半だけで3点を入れられると、後半にもトドメの一撃を喰らい0-4で敗北。まさかの敗退を喫することとなります。(リアソールの奇跡)

それでもリーグ戦では前半戦の貯金も相まってローマの猛追を振り切り、初のスクデットを獲得。アンチェロッティ監督はシルバーコレクターの汚名(パルマユベントス時代に3度の2位を経験)を返上し、名将として評されるようになります。

ただこのシステムは絶妙なバランスで成り立っており、両サイドバックが攻撃的になったことからガットゥーゾに掛かる守備の負担が非常に増え、彼の代わりとなる選手、そして同じく代役不在のピルロセードルフのバックアッパーに多くの時間を費やすこととなります。

 

では

 

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