今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン総括を書いていきたいと思います。
14回目は「インテル」です。
リーグ 勝ち点84 25勝 9分 4敗 84得点 32失点 2位
コッパイタリア 優勝
チャンピオンズリーグ ベスト16
基本布陣
過去記事はコチラ↓↓
①激戦の疲労と司令塔の離脱
年明けをリーグ首位で折り返し、さらに選手層拡充に成功したチームですがミラノダービーに敗北、そしてナポリに引き分けと上位対決で勝利を収められないでいます。更にチャンピオンズリーグのリヴァプール戦で健闘するも敗退を喫すると、コッパイタリアでもミラノダービーと数々の激戦が続き疲労がモロに出ることに。
ラウタロ・マルティネスは得点力不足に陥り、司令塔のブロゾビッチに疲れが見えビルドアップも機能不全に。しかもそのブロゾビッチが怪我で離脱するとチームは2引き分けで首位戦線から離される事に。
その後ユベントスに何とか勝利し勢いを取り戻し、その後9試合で8勝を挙げるもミランには追いつけず連覇とはなりませんでした。
そんな中でもコッパイタリアでは11年ぶりの優勝と結果を残し、ルカク、ハキミを引き抜かれた中チームを作り上げ、スクデット争いを繰り広げたインザーギ監督の手腕は評価出来、来シーズン以降も楽しみなチームとなっています。
②ストライカーとして一皮むけることに
そんな中で特に輝きを放ったのはラウタロ・マルティネス。
これまでイカルディ、ルカクによって脇役に甘んじていたストライカーはキャリア最多の22得点をマーク。前述したリーグ中盤での不振、チャンピオンズリーグでは僅か1ゴールとゴール数には波はあったものの、組み立てやチャンスメイク、守備において安定した働きを披露しストライカーとして一皮むけたと言えます。
またチャンスメイク、ここぞという時のフィニッシュワークで活躍したペリシッチ、組み立ての中心として抜群の存在感を放ったブロゾビッチ、今や守備陣欠かせない程の安定感を身に着けたバストーニの活躍も見逃さない所です。
そしてディ・マルコはウイングバックだけではなく3センターバックの一角としても機能。新鮮な驚きを提供してくれました。
③前線の大刷新と元監督の引き抜き
しかし新シーズンに向けての先行きは不透明としか言いようがありません。
まずフリーとなったペリシッチが退団(トッテナムへ)すると、財政難によりダンフリース、シュクリニアルといった主力の売却も噂されます。
さらにバストーニやラウタロ・マルティネスは元インテルのコンテ監督が指揮するトッテナムに狙われる事になり、昨シーズンのスクデットの立役者が相次いでチームが離れる可能性が出てきています。
そんな中獲得が噂されるのがフリー移籍の選手達。ディバラ(ユベントス)、ムヒタリアン(ローマ)の獲得が噂され低コストでの強化を図っており、ルカク(チェルシー)のレンタル移籍も浮上している等、前線は大刷新もあり得ます。
ただ最も必要なペリシッチが抜けた左ウイングバックやブロゾビッチの代役(レジスタタイプのボランチ)の獲得は具体的には進んでおらず心配な所です。ただ昨シーズン見事な補強で埋め合わせを行ったマロッタCEOの手腕は確かで、移籍市場閉幕までその動向が注目されます。
今シーズンオフも資金難に苦しむニュースばかりが目立つインテル。敏腕CEOの元どのようなチーム作りをしていくか、非常に興味深いです。
では
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