今回はインテルの栄光と凋落について書いていきます。
①チームの着実な強化
インテルは2009-2010のセリエA5連覇を最後にリーグタイトルから遠ざかっており、その後はチャンピオンズリーグ出場権もままならない程チーム状態は低迷しました。
そんな中2015-2016シーズン終了後、中国の大手家電販売の蘇寧電器グループがチームの株を取得し、新たなオーナーが誕生することとなります。
その後2016-2017シーズンこそ7位に終わったものの、2017-2018、2018-2019シーズンは4位ながらチャンピオンズリーグ出場権を得て、シュクリニアル、デ・フライ、ラウタロ・マルティネスなど現主力選手の獲得もあり、紆余曲折もありながらもチームの着実な強化を進めてきました・
そして2019-2020シーズンに名将アントニオ・コンテ監督を招聘。バストーニ、バレッラ、ルカク、アレクシス・サンチェス達を獲得すると、初年度に2位に付ける躍進を見せます。
しかしシーズン終了前に突然コンテ監督が退任を表明。結局は経営陣の説得もあり留任することとなりましたが、その理由は「チームの強化を進めなかったクラブに対する不信感」。少しの懸念をありながら新シーズンを迎えました。
②スクデット獲得も
迎えた2020-2021シーズン、ハキミ、ビダル、ダルミアンを加えたチームは開幕から安定飛行を行い、開幕当初の勢いを無くしたミラン、そして戦術に溺れていたユベントスを振り切って優勝に突き進んでいきます。
しかし2021年2月に中国スーパーリーグ覇者である江蘇FCが解散するという大事件が発覚。そのオーナーが正に「蘇寧グループ」であったことからインテルにも話は広がり、コロナ禍での不況でグループが経営難に陥っていたことがはっきり判明します。さらにルカク獲得時の移籍金の未払い(約5000万€)も発覚し、マンチェスターユナイテッドに請求されるなどチームは混乱に陥ります。
それでもインテルはシーズンを走り抜け、見事11シーズンぶりに優勝。しかしその直後にコンテ監督は辞任、スクデット獲得もチームは解体されることとなりました。
③主力流出は避けられない
まず新加入でありながら攻撃のオプションとなり得ていたハキミを6000万€でパリSGに売却しそれ以降の放出は無いとされていましたが、突如チームのエースルカクを9750£でチェルシーに売却。大きな反発を受けることとなりました。しかし前述した約5000万€も支払う能力はもはやなく、致し方無い部分はあったと思います。
さらに主力流出は避けられない状況は続いておりラウタロ・マルティネス、バレッラ等主力にも移籍の噂があります。新戦力としてダンフリース、ジェコは獲得したものの新シーズンは戦力ダウンした状態で迎えそうです。
熱心な蘇寧グループの投資もたった一度のスクデット獲得の栄光を手に入れただけで再び凋落の一途をたどってしまうのか、インザーギ監督率いるインテルの戦いぶりに注目です。
では
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