今回はチャンピオンズリーグ決勝の展望について書いていきたいと思います。
決勝カードはコチラ↓↓
マンチェスターシティ（イングランド） vsインテル（イタリア）
①決勝が初対決
新興勢力で2010年代から台頭してきたシティと2000年代は常連だったものの2010年代には力を落とし出場もまばらだったインテル。
絶妙にチャンピオンズリーグで出場してきた時期が違う両チームであったので意外なことに決勝が初対決に。
シティは悲願とも言える初優勝、対するインテルはモウリーニョ監督の下3冠を達成した2009-2010シーズン以来4度目の優勝を目指すことになります。
②圧倒的有利ながら
そんな中、マンチェスターシティは圧倒的な強さで後半を駆け抜けアーセナルを追い抜きリーグ3連覇を達成。さらにFAカップでもユナイテッドを圧倒して2冠、チャンピオンズリーグでは前回王者のレアルマドリードを粉砕と現状世界最強とも評されています。
またデ・ブライネ＆ハーランドの理不尽コンビに加え、ここに来てギュンドアンがゴールを量産。怪我で出場が不安視されていたアケも間に合い盤石の状態で決勝を迎えられそうです。
しかし対するインテルはイタリアらしい5バックを生かした緻密な守備戦術と、世界レベルのストライカーを擁した強力なチーム。特にブロック守備からのロングカウンターを徹底されると相当苦戦すると考えられます。
そんな中でカギとなりそうなのはストーンズのパフォーマンス。偽センターバックの中核としてビルドアップでも大きな役割を担っていますが、この試合においてはカウンターの防波堤としての守備面が多く求められそうで、彼が上手く機能すれば攻守において圧倒することも不可能ではありません。
そして何よりグアルディオラ監督が「普段通り」戦えるかも注目で、奇抜な采配を取り自滅しないことを願っています。
③強力なフォワードと堅いブロック守備
対するインテルも終盤戦で調子を取り戻し、ライバルミランを粉砕し決勝へ。コッパイタリアでも決勝でフィオレンティーナを破り連覇を果たす等トーナメントでの勝負強さも見せています。
特にジェコ、ラウタロ・マルティネス、ルカク、コレア（コッパイタリアで負傷し出場は微妙）といずれも異なる特長を持った強力なフォワード陣を擁しており、さらに5バックをベースにした守備は非常に強固でブロックを組んでしまえば中々崩される事はありません。また課題だったビルドアップもオナナが正守護神に変わったこととチャルハノールがアンカーで機能したことで劇的に機能性が高まっています。
ただカギになりそうなのはムヒタリアンの出場が微妙な中盤で、現状チャルハノール、バレッラ、ブロゾビッチ1択となっているので対策は取りやすく、特にボールの運び役兼崩しの切り札となっているバレッラが抑えられるとカウンターは機能しないといっても過言ではなく彼を負担をいかに減らすかが勝負になりそうです。
シティの一方的勝利という戦前予想にはならないと考えられるチャンピオンズリーグ決勝。非常に楽しみです。
では
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