今回は先日決められたチャンピオンズリーグ準々決勝の組み合わせについて書いていきたいと思います。
主に注目カードについて書いていきます。
組み合わせはコチラ
アトレティコ・マドリード(スペイン)vs ドルトムント(ドイツ)
レアル・マドリード(スペイン) vs マンチェスター・シティ(イングランド)
パリ・サンジェルマン(フランス) vs バルセロナ(スペイン)
①今度こそリベンジを
この組み合わせはアーセナルがチャンピオンズリーグ常連だった2010年半ばによく見られたカードですが、戦績は全てバイエルンが勝ち抜いており、さらに直近の試合では2試合とも5-1のスコアで圧勝。トラウマを与える形で以後アーセナルはチャンピオンズリーグに出場出来ないでいました。
ただ今回はメンバーも違いアーセナルの方が好調ということで、クラブとしては今度こそリベンジを果たしたい所。特に守備の連動性は欧州屈指で、いくら「アーセナルキラー」のケインがいたとしても一筋縄ではいかないでしょう。
カギはいかにバイエルンがボールを「捨てられるか」。今のビルドアップではアーセナルのハイプレスにやられるだけなので、いかにカウンターに目線を揃えられるか注目です。
②事実上の頂上決戦
1昨シーズン王者と昨シーズン王者同士の戦いで、事実上の頂上決戦となりそうです。現状マドリーは怪我人続出で苦しい状況ですが、そこはチャンピオンズリーグに愛されたチーム。いくらシティでも一筋縄ではいかないでしょう。
注目ポイントは今回もいかに「奇策を使わないか」。両チームの指揮官は共に相手を意識し過ぎた戦術を採用したせいで結果チームが全く機能しなかった歴史(アンチェロッティ監督に関しては直近のライプツィヒ戦でやらかしています。)がある為、いかに相手を必要以上に意識せず自選手を信じ戦い抜けるかが勝負になりそうです。
③何かと繋がりがあるチーム同士の対決
最後はパリvsバルセロナです。
ルイス・エンリケ監督はかつてバルセロナでパリ相手に1stレグで0-4で敗れるものの、2ndレグで6-1で破り「カンプノウの奇跡」を引き起こした当事者。その指揮官が古巣に凱旋、さらに自身が指導していたシャビ監督と対峙するということで注目されています。またデンべレは移籍後1年経たずにかつての古巣と戦うことに。いかに彼とエンバぺのウイングコンビを抑えられるかが、バルセロナの勝ち筋となってきそうです。
またリーガで屈指のハイプレスを誇るソシエダを見事に躱した監督の準備力も健在。スター選手のモチベーション(特にエンバぺ)を高める難しい作業はあるものの、復調しているもののまだまだプレスの連動性には乏しいバルセロナ相手に圧倒する可能性は十分にあります。
対するバルセロナはいかに不安が大きいカンセロがいる左サイドの守備をサポートできる左ウイング(ハフィーニャが適任だとは思います。)を置き、カウンターに徹する事が出来るかが勝負になってくるでしょう。
そして優勝候補インテルを素晴らしいサッカーで破ったアトレティコと個を生かす攻撃で突き進んでいるドルトムントの戦いも注目で、4カード共世界最高峰の戦いが期待出来るので今から楽しみです。
では
チャンピオンズリーグ・クロニクル 「サッカー最高峰の舞台」がたどった激動の四半世紀 [ 片野 道郎 ]
|
【UCL21】【国内未発売】チャンピオンズリーグ レプリカトロフィー3D 80mm【UEFA公式ライセンス/サッカー/Champions League/ビッグイヤー】
|