※ネタバレ有り
今回は「スターオーシャン セカンドストーリー」のキャラ「クロード・C・ケニー」について書いていきます。
①英雄の息子
本作の男性主人公で、銀河連邦軍に所属する金髪の少年。階級は少尉です。
PS版ではうえだゆうじさん、PSP版では浪川大輔さん、アニメ版では優希比呂さんが演じています。
父親と母親は前作の登場人物でもあるロニキス・J・ケニーとイリア・シルベストリで、点数でよく自分を評価するのは母親譲りとなっています。
「これなら満点だな。」
惑星ロークでの任務（スターオーシャンの物語）による活躍と以後の功績で連邦軍提督に昇格した父の影響もあり、銀河連邦少尉に19歳で任官されロニキスの戦艦カルナスのクルーにも配属される等典型的なエリートではありますが、その経歴は英雄である父の息子という肩書きによるもので周囲からは妬みを受け、自身を本当に評価してくれる人は少ないことを不満に思っています。（後に同じような悩みを持つ子孫が現れます。）
正義感が強く誠実な性格をしており基本的に礼儀正しいものの、感情の起伏が大きく未熟さを見せることもあり、年相応の男性と言った所。作中でもその兆候は頻繁に見せており（特にディアス関係）、当初はセリーヌに「頼りない」と評されるものの物語が進んでいくうちに成長を見せることとなります。
「ディアスには武器だって紹介したんだろう？ 優勝してほしいのはどっちなんだよ！」
②真の「英雄」に
作中では惑星ミロキニアの調査をしていた所、独断で調査をしてしまい惑星エクスペルに転送。そこで魔物に襲われたレナを持っていたフェイズガンで助けた所から物語が始まります。彼女に伝説の「光の勇者」と勘違いされ戸惑うものの「ソーサリーグローブ」の調査を引き受け旅を始めることとなります。
その後冒険を進めるにつれ精神的にも成長。特にディアスとの出会いは自身の未熟さを露呈するとともに彼が良い目標となり、自身を「ロニキスの息子」では無く「クロード」と見てくれる仲間の存在もあり、徐々にリーダーとしての立ち振る舞いを見せていきます。
またエルリアタワーでは一度カルナスに帰還するものの、「クロード」として生きる事を選択。これが父子の今生の別れとなってしまいますがこの決断が宇宙を支配しようと企む「十賢者」を止めることとなり、彼は真の「英雄」として認識される事となります。
「ああ、通信機ね。あれはもう‥‥、必要のないものなんだ。」
「‥‥ただいま、レナ。」
③作中のバランスブレイカーに
戦闘では剣技と拳術を組み合わせた戦いを行い、全編を通して前衛として活躍。
・空中にいる敵に有効で、移動手段にもなりえる「兜割」
・多段ヒット技で、敵を押し戻す効果もあるシリーズお馴染みの「吼竜破」
・ブレイク（気絶）時のダメージソースとして優秀な連続技「鏡面刹」
等レンジが広く威力の高い技も習得し、DEF、GUTSも高くタフさも十分とパーティーの軸になれる存在です。また3作品での使い勝手もそれ程大きな違いが無くとっつきやすい為、操作キャラとしても優秀です。
また武器にも恵まれおり、序盤で手に入るもののほか武器とは一線を画す攻撃力（約10倍）を持つ「マーヴェルソード」。そして中盤には攻撃力だけではなく通常攻撃に光弾を追加させることによる多段ヒットが強力な「エターナルスフィア」等強力な武器を比較的容易に手に入ることが出来ます。
その為作中のバランスブレイカーとしても有名で、今作のクリアまでの難易度を下げている要因にもなっています。
物語後は銀河連邦に復帰し、レナと結婚。その子孫が後作品でも大活躍しています。
では
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