今回はレアルマドリード所属のダニエル・カルバハル選手について書いていきたいと思います。
経歴
カルバハル選手は2010年にレアルマドリード・カスティージャの主将として活躍し翌シーズンにはチームの2部昇格に大きく貢献していました。その活躍もありトップチームへの昇格も期待されましたが、当時のマドリーにはアルベロア(欠場時にはセルヒオ・ラモスがCBと兼任)が居た為、出場機会を求めドイツの強豪レバークーゼンに買取オプション付きの完全移籍をします。
ドイツの水があったのかレバークーゼンではシーズン当初からレギュラーを張り、右サイドで躍動する大活躍。チームの3位進出に大きく貢献、個人でもブンデスリーガベストイレブンに選ばれるなど躍進の年となります。その活躍をマドリーは見過ごすわけはなく僅か1年で買取オプションを行使、再び白い巨人の一人となります。
その後の活躍は言うまでも無く、不動の右サイドバックとしてリーグ優勝2回、チャンピオンズリーグ優勝4回のビッグタイトルを含む数多くのタイトルに貢献しました。
途中ウイルス性の心膜炎を発症する等、トラブルもありましたが無事回復、ダニーロやオドリオソラなどのライバルの加入も変わらずスタメンを守り続けました。
今やセルヒオ・ラモスと並ぶ守備陣のリーダーとして君臨、毎年高レベルのパフォーマンスを見せています。
①完成された右サイドバック
カルバハル選手は「完成された右サイドバック」と言えます。攻守において必要な能力が多いサイドバックにおいて、ここまで高いレベルで兼ね備える選手は中々いないと思います。
攻撃時ではウイングのキャラクターに合わせた内外の走り分けやファイナルサードでの動き出しの鋭さ、クロスの精度も高く、あらゆる攻撃戦術に対応できる戦術眼も持ち合わせています。
守備時ではマドリーの最終ラインに不可欠な1対1の強さ、カバーリングの上手さが際立っており、守備陣に絶対的な安定感をもたらします。
唯一弱点共言われるのが空中戦で、高さで競り負けることも良くあります。しかしいい状態で競らせない準備力を持ち合わせる為、例え競り負けても的確なリカバリーでチャンスを潰します。
世界屈指の総合力の高いサイドバックです。
②不在が致命的に
しかしその能力の高さゆえか不在が致命的になる場面が多いです。現状バックアップはナチョ、ルーカス・バスケスが務めていますがナチョは推進力や攻撃面、バスケスは守備面や走り分けに物足りなさをかなり感じます。
マドリーは個の力に頼るタイプのチームなので、カルバハル選手不在時には攻守のメカニズム上に大きな破綻を起こし不振に陥る傾向が強いです。今シーズンも深刻な不振に陥っていた時期=カルバハル選手の不在が直結しており彼の存在がいかにチームにとって大きなものであることがわかります。
代わりとなる選手を見つけることも実質不可能なので、いかにそのダメージを最小限に食い止めるのがジダン監督の課題となっています。
③少なくとも5年は安泰
スペイン代表では2011年のU-19欧州選手権、2013年U-21欧州選手権に優勝した後、2014年に代表デビューを果たしました。しかし当時のスペイン代表にはアスピリクエタ、ファンフランという選手が居た為、2014年のW杯のメンバーには選ばれませんでした。満を持して臨んだユーロ2016も怪我の為辞退、大きな大会に出場したのは直前の怪我でやや消化不良だった2018年W杯だけと、順風満帆なクラブキャリアに比べてやや物足りない感はあります。
しかし現在は不動の右サイドバックとして君臨。少なくとも今後5年間は安泰と評される程のパフォーマンスを見せています。
クラブレベルと同様のタイトルを得られるか、注目していきたいです。
若くしてメガクラブの中心選手として長く活躍しているカルバハル選手。今後もチームを勝させるその怖いぐらい気の利くプレーを注目していきたいと思います。
では
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