その団結力の強さで1996-1997シーズン以来の優勝を狙うドルトムントと、マドリディスモを発揮しながら前人未到の15度目の優勝を狙うレアルマドリード。戦前はマドリーが圧倒的優位なものの熱い戦いが期待されます。
ということで先日行われたチャンピオンズリーグ決勝、ドルトムントvsレアルマドリードの感想です。
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両チームのスタメン&結果
前半
ドルトムントは守備4-1-4-1の4-3-3、対するマドリーは守備4-4-2の4-3-1-2を採用していました。
試合はマドリーがボールを保持する形となりますが、ドルトムントは中央をしっかり締めながらもプレスバックを徹底した守備でカウンターを仕掛けマドリーを圧倒。しかしフンメルスのスルーパスに抜け出したアデイェミがクルトワを一度は躱すもカルバハルのブロックに阻まれ、フュルクルクがコースを狙ったシュートがポストに嫌われる等得点には至りません。
それでもマドリーはプレスのスイッチがかからず守備は緩く、さらにボールを保持してもペナルティエリア内に人がいない悪癖が発症しチャンスらしいチャンスを作れず、ドルトムントペースの中前半を終えます。
後半
後半マドリーはロドリゴ、べリンガムを2トップにしてヴィニシウスをウイングに専念させると徐々に守備の連動性が生まれ攻撃にも好影響が出てきます。
そしてクロースがフリーキックで相手トゴールを脅かすと、その後もセットプレーでゴールをチャンスを作っていきますが、ドルトムントもフュルクルクのヘディングシュートが枠を捉える等激しい攻防戦が繰り広げられます。
しかし均衡を破ったのはマドリー。コーナーキックからカルバハルが頭で合わせ待望の先制点を挙げると、マートセンのパスミスを受け取ったべリンガムがヴィニシウスにボールを渡すと冷静に左足に流し込みトドメとなる追加点。
そのまま試合は終了し、マドリーが前人未到となる15度目のチャンピオンズリーグ優勝を果たしました。
総評
ドルトムントは前半マドリーを圧倒していただけに前半のビックチャンスで何としても得点が欲しかった所。決定力の差を見せつけられ惜敗となりました。
ただ不安定なビルドアップを用いてこのレベルでもなお繋ごうとしていた事はかなり不安な所で、追加点もビルドアップのミス。フュルクルクとアレという空中戦を得意としている選手が揃っていたので、もう少しロングボールに拘っていればよりマドリーを苦しめられたと思います。
そんな中でもブラントは攻守のつなぎ役として堂々たるプレー。確かな存在感を示しました。
一方マドリーは前半はプレスが全く嵌らず散々たる出来であったものの、後半はらしさを見せ勝利。前半無失点で終えられたのが大きな勝因となりました。
特に後半はロドリゴ、ホセルが中央に留まることで起点が出来、流動性が復活。アンチェロッティ監督の修正力が光った試合となりました。
そんな中で輝いたのはカルバハルとクロース。カルバハルは重要な先制点だけでなく攻守において絶大な存在感を発揮。前半のアデイェミへのシュートブロックは流石とも言える動きでした。
またクロースはセットプレーでの正確なキック、ゲームメイクで有終の美を飾ることに。改めてこのレベルでの引退は本人の意思とは言え惜しすぎるものとなりました。
後半での修正力が光り、見事15度目の優勝を果たしたマドリー。やはりチャンピオンズリーグは彼らの為のコンペティションであることを改めて感じた試合となりました。
では
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