今回は先日支配下登録された髙橋遥人投手について書いていきたいと思います。
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①分かっていても打てないストレート
髙橋遥人投手は2017年にドラフト2位で阪神に入団。
オープン戦で結果を残し初年度からいきなり先発として登板すると素晴らしい投球を披露しプロ初勝利を記録。その後後半戦でコンディション不良で戦線離脱するも2勝を挙げプロでも通用する事を証明します。
そして2019年には5月に先発ローテに食い込むと無援護や体力面で苦しみながらシーズンを投げ切り、貴重な経験を積んでいきます。
その後2年もシーズン途中での合流ながら先発として起用され2年で9勝をマーク。特に分かっていても打てないストレートは多くの打者をキリキリ舞いにして、奪三振能力はチーム隋一に。将来的なエースとしての期待は大きくなるばかりでした。
②余りにも低い稼働率
しかしその進撃を阻んだのは余りにも低い稼働率でした。元々入団時から左肩のコンディション面に問題を抱えており、年間で最も投げた2019年の19試合を境に12試合、7試合と徐々に減ることに。
そして2022年はキャンプ後に違和感を訴えノースロー調整をしていましたが、4月下旬にトミー・ジョン手術を受けシーズン内の復帰は不可能に。2023年もシーズンを全休しオフに育成契約を結ぶことに。
目立った実績は無く2023年には28歳となる選手にこの契約を結ぶのは球団的にはリスクがあるものでしたが、誰もがその潜在能力を認めており、その支配的な投球の復活が心待ちされる事となりました。
③終盤の切り札的存在に
そして迎えた2024年4月17日のオリックスとの二軍公式戦に先発登板。実に893日ぶりの実戦復帰を果たすと1回を無難に抑えその復帰は大いに喜ばれる事に。
その後も間を空けながらも先発として登板。打ち込まれる時もあり防御率的にはそれ程目を見張るものではないものの、投球回数以上の奪三振数を記録し最近はもはや2軍の打者では太刀打ち出来ない程の凄まじい投球を行っていました。
そして7月20日に晴れて支配下登録が発表。現状強力なローテーションに食い込むのは難しいものの、本来ローテに入るはずの伊藤将投手は現在2軍調整中。また大竹投手は昨年ほどの安定感は見られず、及川投手もまだまだ経験不足。今シーズン中での1軍登板機会(2022年の才木投手のように間隔を空けてのものになりますが)も十分あり得ると思います。
現在阪神は首位戦線には踏みとどまっているものの中々調子を上げられずにいる状態。もしかしたら終盤の切り札的存在になるのかも知れません。
ただ兎に角今シーズンは無理をしない事。持っているものは凄まじいだけに来期以降に繋がる調整、登板を行って欲しいです。
では
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