今回は阪神タイガースvs広島戦の感想を書いていきたいと思います。
阪神 4-1 広島 ○村上 10勝5敗 岩崎 3勝2敗30S
阪神 5-1 広島 ○大竹 10勝2敗 岩崎 3勝2敗31S
阪神 5-1 広島 ○伊藤将 10勝5敗
77勝 44敗 4分 495得点 371失点 1位
①苦手投手を攻略し、大きな大きなカード初戦勝利
先発は村上投手。初回打線は森下選手のホームランで、苦手床田投手から早々に先制点を挙げます。
さらに2回にはアイブラック兄、佐藤輝選手が弟に負けじとバックスクリーンに一発を放ちリードを2点とします。
村上投手は5回まで完璧とも言える投球で広島打線を封殺すると、5回裏に四球とバントで1アウト2塁のチャンスを作り、木浪選手がきっちりタイムリーを打ち3点差に。
さらに守備でも6回に坂本選手の三振ゲッツー、7回にも1-6-3のダブルプレーを決める等、リズムを作っていきます。
しかし8回デビットソン選手の長打性の当たりのクッションボールを森下選手の頭部に当たり途中交代(記録は3ベース)、さらに松山選手にタイムリーツーベースを打たれ1点を失います。それでも2番手島本投手が見事に火消しを行うと、その裏お返しとばかりに大山選手がタイムリーツーベースを放ち追加点。
9回は左腕投手では初となる30sが懸かっていた岩崎投手が「普通」に抑えて試合終了。苦手床田投手を攻略し、大きな大きなカード初戦勝利を果たしました。
②ジエンゴもあり9月無敗の7連勝
先発は大竹投手。2回打線は佐藤輝選手のツーベースでチャンスを作り、ノイジー選手のタイムリーで先制します。さらに1アウト1,3塁のチャンスを作ると、大竹投手がジエンゴとなるプロ初となるタイムリーツーベースで2点を追加、さらに近本選手のタイムリーツーベースもありこの回一挙4点を追加します。
大竹投手はこの所の不安を吹き飛ばす制球力抜群の投球で試合を締め、5回まで2塁を踏ませないでいると、その裏に1アウト2,3塁から大山選手のサードゴロの間に1点を追加します。
しかし7回エラーから2アウト2塁のピンチを背負うと、田中選手にタイムリーを打たれ1点を返されこの回でお役御免。その後は石井、桐敷投手と繋ぎ、最後はセーブシチュエーションの中登板した岩崎投手がキッチリ締め試合終了。
チームはジエンゴもあり9月無敗の7連勝でマジックを7に減らしました。
③3人連続で二桁勝利を挙げる完璧な勝利
先発は前二人と同様二桁勝利が懸かった伊藤将投手。試合は広島先発九里投手との投げ合いとなり、4回まで共に2塁を踏まさない素晴らしい投手戦を繰り広げます。
しかし均衡が崩れたのは5回、伊藤将投手がマクブルーム選手に1発を打たれ先制を許します。
打線は5回までまさかの無安打でしたが、6回に中野選手の初安打&エラーで1アウト2塁のチャンスを作り、森下選手がタイムリーを放ち同点に追いつきます。
すると試合は動き始め共にチャンスを作り始めると、8回3つの四球(内一つは深刻敬遠)で2アウト満塁のチャンスを作ると、代打糸原選手が勝ち越しの2点タイムリーで勝ち越すと、木浪選手も2点タイムリーを放ち一気に突き放します。
伊藤将投手は8回1失点の素晴らしい投球を披露しマウンドを降りると、9回は岩貞投手がきちんと締めそのまま試合終了。
3人連続で二桁勝利を挙げる完璧な勝利で、2位相手にカード3タテを決めました。
総評
「1勝でも出来れば満足」粘り続ける広島戦を前にそのような声は多く私自身もそう思ってはいましたが、まさかまさかのローテを崩してまで当ててきた広島先発3本柱相手に3連勝。さらに先発で投げた村上、大竹、伊藤将投手皆に勝利が付き、いずれも二桁勝利とこれ以上ない結果でカードを締めくくりました。
打線では森下、佐藤輝選手のアイブラック兄弟が引き続き躍動。大山選手が調子を崩している中「弟」は初戦でチームを勢い付ける一発に3戦目は同点タイムリー、「兄」は打点こそは初戦のホームランのみでしたが、「繋ぎ」を意識する打席が多く好調ぶりが垣間見えます。
そして「恐怖の8番バッター」木浪選手が3打点の大暴れ。代打では糸原選手もタイムリーを放つ等ヒーローにも事欠かせません。
投手はこの3戦で四球が僅か1つとここに来て圧巻と言える内容。四球を選び四球を与えない岡田監督の哲学がチームに行き届いているのが分かります。
またやや不安定だった岩貞投手も3戦最終回に登板して無失点で完了。「アレ」に向けての準備は整っていると言えます。
次は甲子園での巨人戦。流石にこのカードで「アレ」が決まるとは思えないので、これまで通り「普通」に戦い目の前の試合に集中して欲しい所です。
では
![]() |
|
![]() |
|