今回は2023年前半の阪神タイガーズの木浪聖也選手について書いていきたいと思います。
今シーズン前半の成績
76試合 .275 0本 20点 0盗 出塁率.324 OPS.654 四死球19 三振64
①出場機会が激減した中での勝負の年
近本選手と共に入団した2018年ドラフトで阪神に入団した木浪選手ですが、初年度をピークに成績が下降し2020年ドラフトで入団した中野選手が台頭したことで出場機会が激減。昨シーズンは怪我もあり僅か41試合の出場に終わりました。
そしてシーズンが終わると現役ドラフトやトレードの話がちらほら聞こえるようになりますが、岡田監督が秋季キャンプで木浪選手の肩を評価すると一気に注目株に。
春キャンプでは中野選手のセカンドコンバートによりショートのポジションを小幡選手と争うことになります。
②恐怖の8番バッターとして躍動
そしてシーズンが開幕。当初は小幡選手のサブ扱いでしたが4月8日のヤクルト戦でスタメン起用されると、猛打賞を記録する等して打撃面でアピール。さらに守備も小幡選手程の範囲の広さは無いものの、前述した肩の強さもあり堅実なプレーを披露。
始めは使い分けする予定だった監督の構想を良い意味で裏切る事となり、レギュラーに定着。その後疲れを見せ一時期は打撃に陰りを見せるものの、調子を取り戻しレギュラーを死守。
また打線自体が8番で始まり1番、2番で返す構造であったので、先頭打者やバントで代打陣に繋ぐ役割を全う。また20打点を挙げ恐怖の8番バッターとして躍動する等、岡田監督の目指す野球の体現者として見事に表舞台に返り咲きました。
特に7月11日に行われたDeNA戦では3安打5打点の大活躍。久しぶりの1軍登板となった青柳投手の勝利の大きな手助けとなりました。
③同期のリストバンドを付け
そしてオールスターでは見事に初選出。
怪我人や不調などで多くのチームがショートのレギュラーを固定出来ない中リーグを見ても屈指の活躍を見せ、さらにレギュラーとしてフルシーズン戦っている経験もあるので、後半戦も期待出来ます。
負傷離脱した近本選手のリストバンドを付け試合に出場したり、岡田監督が「喜んでバントしている」と言われるまでにチーム第一でプレーしている木浪選手。
決して得意では無かった送りバントの技術も確かに高まっており相当な努力が垣間見れる選手である為、結果を残して欲しいという想いは強い選手であるので、今後も応援していきたいと思います。
では
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