今回は主要欧州クラブの2022-2023シーズン総括を書いていきたいと思います。
20回目は「マンチェスターシティ」です。
リーグ 勝ち点89 28勝 5分 5敗 94得点 33失点 優勝
FAカップ 優勝
リーグカップ ベスト8
チャンピオンリーグ 優勝
基本布陣
①新システムも嵌り悲願の3冠を達成
前半戦はハーランドが爆発しながらもサウサンプトンやブレントフォードに敗北を喫する等、組織整備に手こずり一時期はビルドアップに関与しないハーランドに不要説が出てくるなど中々波に乗れなかったシティですが、転機となったのは27節のクリスタルパレス戦あたりで見せたストーンズの「偽センターバック」。
足元の技術に優れプレス耐性も高い彼がボランチ兼センターバックとして振舞うことでビルドアップの機能性が著しく向上。さらにアカンジ、アケをサイドバックに配置することにより鉄壁の守備陣を構築させ、ハーランドも戦術に適応しビルドアップでも効果的な働きを見せ25節からリーグ戦12連勝を記録。
アーセナルとの首位決戦も4-1で完勝しそのまま突っ走りプレミアリーグ3連覇を達成。
更に前回王者マドリーにリベンジを果たし決勝まで進んだチャンピオンリーグではインテルに苦戦しながらも勝利。マンチェスターダービーを制したFAカップを含め見事イングランドでは1998-1999年のマンチェスターユナイテッド以来の「トレブル」を達成。
1昨シーズンの「カンセロロール」、昨シーズンの「2-3-5」そして今シーズンの偽センターバックと異なる戦い方を行い、常にチームに新陳代謝を促したグアルディオラ監督の取り組みが見事に実る形になりました。
②数々のプレミア記録を樹立
そんな中で輝きを放ったのはハーランド。開幕から凄まじい勢いで得点を量産しチームに勢いをもたらすと、後半戦には的確にビルドアップをサポートしチャンスメイクやスペースメイクにも奔走。その得点に特化したスタイルは賛否両論があり前述した不要論もありながらも、「チームの勝利」を優先する姿勢(コーナーキックで得点につながりにくい囮役になる等)を崩さず戦術に見事適応し最高の結果をチームにもたらしました。
また
・プレミアリーグ史上最速となる10ゴールに到達
・プレミアリーグ最速記録となる14試合出場での20得点到達
・プレミアリーグの「1シーズンの最多ゴール記録」を更新(36ゴール)
を挙げる等数々のプレミア記録を樹立。さらにまだ加入初シーズンであることを考えると、今後も数々の記録を塗りかえてくれそうです。
またアンカーとして攻守共に不動の存在となり、チャンピオンリーグのバイエルン戦やインテル戦で貴重なゴールを決めたロドリや、怪我に泣いたものの出場した試合は圧巻のパフォーマンスを見せたルベン・ディアスもトレブルに大きく貢献した選手と言えます。
③転換期に差し掛かる
しかしシーズン後に3冠の立役者であったギュンドアンがフリーでバルセロナに旅立ち、ベルナルド・シウバも移籍濃厚、さらにラポルトやカンセロもチームを離れることが濃厚とチームは転換期に差し掛かっています。kichitan.hatenablog.com
ただすかさずコバチッチをチェルシーから獲得、さらにグバルディオル(ライプツィヒ)の獲得に迫っている等クラブは即座に動きを見せ、新たなサイクル作りに向かっています。
グアルディオラ監督も続投を明言し、新シーズンは前人未到の2年連続トレブルを最大目標に、また素晴らしいサッカーを見せてくれるでしょう。
欧州では「不正で買われた」トレブルと2月の規則違反疑惑はまだ晴れていませんが、ピッチ内で行われていたサッカーは高品質そのもの。新シーズンクラブは結果だけでなくピッチ外でも欧州最高峰である事を証明する必要性があるようです。
では
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