今回はマンチェスターシティ移籍が決定したマテオ・コバチッチ選手について書いていきたいと思います。
経歴
コバチッチ選手はオーストリアのリンツのユースチームに入団した後、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブのユースチームに移籍。すると瞬く間に頭角を現し16歳と198日でプロデビューを果たしその試合でゴールを挙げ、最年少出場&最年少得点の2つの記録を更新。さらに2年目からはレギュラーとして活躍しチャンピオンリーグでもゴールを挙げる等躍進します。
すると2013年冬にその才能を高く買ったインテル(イタリア)に移籍。しかしチームは彼の適性を最後まで見出す事は出来ず、2015年にレアルマドリード(スペイン)に移籍します。
ただスペインでもメッシへのマンマークなど印象は与えたものの、分厚い選手層に阻まれチームはチャンピオンリーグ3連覇を達成する等黄金期を過ごしますが出場機会に恵まれない状態が続き、2018年にチェルシーに移籍。
ビッグクラブへのラストチャンスとも評された移籍でしたが、見事にコバチッチ選手はチームに適応しインサイドハーフやボランチの一角として重要な役割を与えられ本領を発揮。怪我で離脱する時期も多かったものの幾度となく監督が交代するチームにおいて中心選手として活躍し続けました。
しかし2022-2023シーズン新オーナーの下若手選手中心のプロジェクトが進行しジョルジーニョ(アーセナルへ)、カンテ(アル・イテハドへ)等盟友の退団が次々と決まる中、自身もマンチェスターシティへの移籍が決定。欧州王者で新しいキャリアを歩むこととなりました。
クロアチア代表では2013年にデビュー。長らくラキティッチの影に隠れる形にはなるものの彼が引退後はレギュラーとしてプレー。2022年カタールW杯の3位入賞に多大な貢献を果たしました。
①運ぶドリブルの精度と高い技術
コバチッチ選手の特長は運ぶドリブルの精度と高い技術と言えます。重心が低くスラロームのようにスルスルッと抜けるドリブルは精度が高く、最も選手や守備が密集している中央部で行えることが大きな強みとなっています。
特に低い位置から持ち運ぶドリブルは膠着した局面を幾度となく打開しており、フィジカルエリートが勢ぞろいしているプレミアリーグの中でも異彩を放っています。
また足元の技術も高くパス、クロス、サイドチェンジなどの使い方も的確。さらに守備面でもハードワークを欠かせない等センターハーフに求められる要素は殆ど兼ね備えており、万能型のセンターハーフと言えます。
②決定機に絡む頻度の少なさ
しかし決定機に絡む頻度の少なさは気になる所で、キャリアを通してリーグでの最高得点は5ゴール(インテル時代)、チェルシー在籍時は非常に印象的なゴールは決めているものの最多は2と、インサイドハーフやダブルボランチの一角で起用している選手としてはやや物足りない部分が見受けられます。
特に高い位置に侵入した際の動き出しなどはまだまだ課題として残っており、現時点では低い位置からのドリブルやそこからのパスで違いを生み出す選手としての印象が強いです。
③前任者のような覚醒も
しかし新天地のシティではゴールを量産した前任者であるギュンドアンのような覚醒も期待されます。
驚異的なキープ力に持ち味のあるギュンドアンと持ち味は違うものの共にトップ下を経験、そしてここぞという時の勝負強さを兼ね備えている等共通点もあり、また中盤からの持ち運びもこれまでのチームに無かったので、グアルディオラ監督がどのような起用をするのか非常に楽しみです。
3冠を達成した伝説的なチームに加入したコバチッチ選手。監督の起用法も併せて今後の活躍も期待していきたいです。
では
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