今回はバイエルンのナーゲルスマン監督解任とトゥヘル監督就任について書いていきます。
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①首位陥落をきっかけとして
今シーズンのバイエルンはチャンピオンズリーグはバルセロナ、インテル、パリSGという難敵を迎えながらもここまで全勝と申し分ない結果を残しているものの、10連覇中であったブンデスリーガでは苦しい戦いを強いられます。
ナーゲルスマン監督の0トップを使った新戦術は選手に中々受け入れられず序盤戦を苦しむと、シュポ・モティングをセンターフォワード起用し一時は盛り返すも年明けは勝ち切れず中々波には乗れないままでした。
そしてシャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンに敗れ首位陥落したことがきっかけで首脳陣はナーゲルスマン監督解任を決意。代わりにチェルシーを解任されフリーの身であったトゥヘル監督の就任が決定しました。
しかしこの決定には
・3冠獲得の可能性は十分に残している
・決してナーゲルスマン監督が行っていたサッカーはチーム末期に感じられる酷いものでは無かった
という点で疑問が残っており議論が繰り広げられていますが、そこにはバイエルンのクラブとしての狙いが見え隠れしています。
②一部主力選手や首脳陣との確執
その電撃解任の大きな原因としてはナーゲルスマン監督と一部主力選手や首脳陣との確執にあると考えられ、昨シーズンはエースレバンドフスキと戦術的な対立があり結果的に彼はバルセロナに去る事となりました。
そして今シーズンは長年チームのGKコーチであったタパロヴィッチ氏の解任により、彼と親交が厚いチームの重鎮であるノイアーとも対立。さらに冬に移籍したカンセロを冷遇したとして不満をあらわにされる等、スター選手のマネジメントに苦しんだと言えます。
また首脳陣との関係も両ことは言えず、昨シーズンのビジャレアル戦での敗戦から不信感を抱かれていたとも言われており、先日のレバークーゼン戦での敗戦により自身を引き抜いたサリハミジッチSDの信頼すら失われ解任に至る事となりました。
欧州屈指のメガクラブであるバイエルンでは競技面だけではなく、選手達の強烈なエゴと向き合う事になり、首脳陣やOB、そしてマスコミとの付き合い方も考えなければいけません。
初のビッグクラブ挑戦となったナーゲルスマン監督はそのマネジメント面で力不足を露呈したと言えますが、素晴らしい哲学とノウハウを持った監督であり、再び欧州サッカーの舞台に立ってくれるでしょう。(トッテナムとの噂もあります。)
③短期的な解決法には最適解とも言える人事
そして後任に選ばれたのは今シーズンチェルシーを解任されたトゥヘル監督でした。
その能力は疑いの余地は無く、2020-2021シーズンには途中就任にも関わらず劇的にチームを変えチャンピオンズリーグ優勝に導いており、同じような状況であるバイエルンでも成果を挙げてくれる可能性は高いとも言えます。
このように短期的な解決法には最適解とも言える人事ではあるものの、ここまで急展開になったのは彼が引く手あまたで他クラブに行かれる前に契約しておこうというクラブ側からの狙いも見て取れ、そういう意味ではナーゲルスマン監督は不運と言えるでしょう。
ただトゥヘル監督はこれまでドルトムント、パリSG、そしてチェルシーと悉く首脳陣と対立しており、プライドが高いバイエルン首脳陣がどこまで彼に合わせられるかは心配な所です。
チームが大崩れしない状況での監督交代と大きな決断をしたバイエルン。この劇薬がどこまでの効果をもたらすのか、就任後初となるデア・クラシカーは色々な意味で楽しみな試合となりそうです。
では
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