今回は主要欧州リーグの2022~2023シーズン 冬の移籍まとめと後半戦展望について書いていきたいと思います。
3回目は「バイエルン」です。
主な加入選手
ゾマー(←ボルシアMG)
ブリント(←アヤックス)
カンセロ(←マンチェスターシティ)
主な放出選手
ザビッツァー(→マンチェスターユナイテッド)
予想布陣
①守備陣の陣容拡充に
前半戦は不振に陥るもののシュポ・モティングをセンタフォワードに沿え息を吹き返したバイエルンですが、ノイアー、リュカがシーズン絶望の怪我を負い、マズラウィをコロナ感染と心膜炎で離脱する等、守備陣の立て直しが必須の状況でした。
そんな中ブリントをアヤックスからフリーで獲得すると、幾度となくオファーを送っていたゾマーをきっちり確保。さらに最終盤にはカンセロをマンチェスターシティかレンタルで獲得する等守備陣の陣容拡充に成功。
ゴレツカの復帰で出場機会が激減したザビッツァーをマンチェスターユナイテッドに放出するもフラーフェンベルグ等既存戦力の存在もありそれ程痛手になっておらず、実りのあった冬のマーケットとなりました。
②戦術を変える存在の獲得
そんな中注目されるのがカンセロの加入。かつてシティで「カンセロロール」と呼ばれる起用法も話題になった超攻撃的サイドバックはサイドバック離れした攻撃力を誇る一方、信じられない程の守備の軽さを見せることもある「諸刃の刃」とも言える選手で、非常に起用法が難しい選手と言えます。
ここまでナーゲルスマン監督は初戦、3戦目は右ウイングバック、2戦目は右サイドバックとしおて出場したもののやはりフィットしていたのはより攻撃的に立ち振る舞えるウイングバックで起用された時で、対戦したチームレベルの違いはあったもののやはり4バックとしてのサイドバックで使うには残り3人の守備力が重要になってきます。
実際ヴォルフスブルク戦では守備での不安を露呈しており、しかもこの試合で左サイドバックで使われたのは同じく攻撃に持ち味を発揮するアルフォンソ・デイビス。今後は攻守においてのバランスをいかに取っていくかが勝負になってきそうです。
③やや足踏みをしているだけに
ただ再開後3分を喫する等チームは再び停滞状態に。特にデリフトが安定せずウパメカノもパスの付け所が悪くカウンターを招く等センターバックのパフォーマンスが中々安定しないのが問題で、新加入のゾマーは加入後ブンデスリーガが未だクリーンシート無しと不名誉な記録を残してしまっています。(先日のボーフム戦で達成)
ただムシアラが異次元とも言える活躍を見せ、ミュラーが復帰、そしてマネも2月中の復帰が濃厚と攻撃陣は好材料も多く、前述したカンセロの加入で更に破壊力が増す場合があります。
それでも2位ウニオンとの差は僅か1で、4位フライブルグとの差も6と今後も予断を許さない戦いが続き、新加入選手や復帰選手のフィット次第では連覇記録のストップもあり得ます。またノイアーがチーム批判、そしてナーゲルスマン監督とゴールキーパーコーチの対立→退団など内輪もめも表面化しており、チャンピオンズリーグも再開するこの1ヶ月間をクラブ全体でいかにこのピンチを乗り切るかがシーズンを占いそうです。
近年稀に見ない(2018-19シーズン以来と言えます)苦境に立たされているバイエルン。このピンチをどう乗り切るか、クラブ全体のマネジメント力にも注目です。
では
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