今回はチェルシー監督を解任されたトーマス・トゥヘル監督について書いていきたいと思います。
①余りにも突然で衝撃的なタイミングの解任劇
初年度のチャンピオンズリーグ優勝から始まり、昨シーズンのチームが崩壊しかねないオーナー問題も乗り切りながらも3位に留まる等、確かな手腕を見せたトゥヘル監督ですが、今シーズンはリュディガー、クリステンセンの退団から始まり、SDも決まらないまま(前リヴァプールのマイケル・エドワーズ氏とは破談。業務はトゥヘル監督自身も行っていたようです。)補強は進まない状態に。
そんな中プレミアリーグが始まると、ジョルジーニョ、ハヴァーツ、マウントなど主力が不調に陥り、カンテが怪我で離脱と低調な内容に終始。またトゥヘル監督自身の采配も選手に伝わり切れていない部分が見えており(急な布陣変更からの失点など)、チームは強度を落とす等どうも噛み合わない状態に。
リーグでは3勝1分2敗とややスタートダッシュに失敗する等心配な状況になりましたが、移籍期間最終盤でフォファナ、ザカリア、オーバメヤンを確保し、さあこれからといった所でチャンピオンズリーグ初戦となったディナモ・ザグレブ戦に敗戦後(アウェーで0-1)解任が発表。余りにも突然で衝撃的なタイミングの解任劇となりました。
②オーナー陣営の早すぎる決断には
正直このオーナー陣営の早すぎる決断には疑問符が残ります。
・内容は低調だったものの成績がそこまで問題視するものではないこと
・そもそも移籍市場で監督がリクエストした選手を獲得したばかり
・チームの状況が一気に変わる可能性があるビッグマッチを残している
と好転するプラス材料も多くタイミング的には最悪とも言えるものです。
そう考えれば、これまでトゥヘル監督の解任原因であった首脳陣との対立が考えられます。実際ドルトムント、パリでは強化戦略での食い違いなどで首脳陣と対立し契約解除・解任されており、今回もその可能性は十分にあると思います。
実際オーナーが変わってアブラモビッチ政権下で契約した彼を疎ましく思っている人物も少なからずいたと考えられ、結果を残せなかったタイミング、そして後任に目途が立った時点で扱いづらい彼を解任するプランもあったのかもしれません。
むしろそうでなければ(突発的ならば)クラブ自身のプランの欠如を示しており、前政権以上に耐え症が無い首脳陣ではないのかと考えてしまいます。
ただトゥヘル監督自身にもややナイーブな言動や行動(前シーズンのトラブル続きも影響していたと思われます。)、選手とのコミュニケーション欠如の指摘や、選手起用や采配に疑問符があったのは確かで、解任を考えさせられる原因は十分にあったと思われます。
③後任はイングランド隋一の監督
そんな中気になる後任には前ブライトンのポッター監督が就任することが決定しました。元々残留が最大目的だったブライトンを魅力的なクラブにしたイングランド隋一の監督で、トゥヘル監督と同じような戦術やコンセプトを持つ為、戦術上ではそれ程弊害はないかと思われます。
しかしビッグクラブ特有の選手、フロントのエゴとの板挟みは未経験で、如何に上手く立ち回れるかが勝負になってくれるでしょう。
兎にも角にもクラブ史上例に無い困難を乗り切ったトゥヘル監督は就職先には困らないものの、まずは精神的な休養をしっかりと取って欲しいです。
本当にお疲れさまでした。
では
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