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ユリアン・ナーゲルスマン監督就任~常識にとらわれない起用法と修正力の高さ~【サッカー】

今回は来シーズンからバイエルン監督に就任するユリアン・ナーゲルスマン監督について書いていきたいと思います。

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Getty Images

経歴

ナーゲルスマン監督は現役時代アウグスブルクのジュニアユースを経て1860ミュンヘンのU-17チームに移籍しました。しかし負傷で満足に試合に出場出来ず、2007-2008シーズンにアウグスブルクのセカンドチームに移籍するも膝の負傷で現役を引退することとなります。

その後当時アウグスブルクⅡの監督を務めていたトゥヘル監督の元スカウトとして働いていましたが、彼に指導者の道を進むよう助言されU-171860ミュンヘンのアシスタントコーチになり指導者の道を始めるようになりました。

その後ホッフェンハイムで監督として台頭し、2013-2014シーズン、U-19チームでドイツ王者に輝きました。

そして2016年2月にホッフェンハイムのトップチーム監督に就任、28歳でのトップチーム就任はブンデスリーガ最年少記録でそのシーズン降格圏に沈んでいたチームを見事残留へと導きました。

翌シーズンは自分色を出し、チームを二年連続チャンピオンズリーグ出場権に導く采配を見せると、2019-2020シーズンには新興勢力であったRBライプツィヒに籍を置くこととなりました。

ライプツィヒでは初年度にいきなりチャンピオンズリーググループリーグを突破し、UCL史上最年少でベスト4に進出(準決勝でパリSGに敗北)すると、翌シーズンもグループリーグを突破、惜しくもリヴァプールに負けるも名将の評価を確立させます。

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そして今シーズン終了を待たずドイツの名門バイエルンの監督に内定、監督としては異例となる2500万€で移籍することとなりました。

 

①常識にとらわれない起用法と修正力の高さ

ナーゲルスマン監督の特徴は「常識にとらわれない起用法と修正力の高さ」です。このブログでも度々予想をしますが、正直ナーゲルスマン監督の戦術は全く予想すら付きません。

ベースとなるのは「選手に特性を生かした起用法」と攻守に置けるポジショニングに細心の注意を向けていることは確かであると思います。しかし彼の場合、ポジションの常識にとらわれずに起用します。最近ではライマーを守備時センターハーフ、攻撃時ウイングバック起用が驚かされました。またその起用が単なる「奇策」ではなく、あくまで選手ベースで考えられており納得のいく起用法であることも多いです。

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さらに戦術の引き出しも非常に多く、選手に合わせてほぼ全ての布陣を駆使して戦います。その為相手は試合が始まるまで読めませんので、精神的優位に立つことが出来ます。 また修正力も非常に高く、前後半で全く違う戦いを始めることも稀ではありません。

そのことを考えると単なる「戦術マニア」のように思われがちですが、プロの選手相手に複数の役割を与え、それに従順させるのはかなり骨が折れます。そこでナーゲルスマン監督は最新のテクノロジーと複数の練習バリエーションを利用して選手達に緊張感と新鮮さを与え、適切なコミュニケーションを用いて試合に臨んでいます。

正に「指導者」としてのディテールを極限まで突き詰めた人物であると言えます。

 

②自身の依存度の高さ

ただ反面過去2クラブでは「自身の依存の高さ」が目立ちました。監督自体が優秀で上手く嵌らなかった時の対処法が監督頼みになる傾向が強いです。最近ではチャンピオンズリーグでのユナイテッド戦(0-5)の印象が強いですが、選手の修正が効かないまま弱点を突かれ続け大量失点を喫することも珍しくありません。

しかし選手の質が多分に含まれているので(選手が自分の判断で局面を修正出来る選手がいない)、判断力の面でもワールドクラスが多いバイエルンでは問題ないかと思われます。

 

③問われるスター集団のマネジメント力

そして最も懸念されているのは「スター選手のマネジメント力」です。バイエルンは世界でも屈指のメガクラブで、プレーしているのは世界屈指の選手達です。

その為それぞれの選手のエゴが強く、ビッククラブ未経験のナーゲルスマン監督が御することが出来るのかが懸念とされています。昨シーズンはコバチ監督がチームを把握しきれず途中解任に追い込まれています。

恐らくナーゲルスマン監督もチームの掌握には相当な苦労を強いられると思われますが、レバンドフスキミュラー、ニャブリ、ゴレツカ、キミッヒ、ノイアー等現在のバイエルンの選手は「扱いづらい」と評されるスター選手はいなく、むしろいかにして「自分たちの力を引き出し勝利に繋げる」方法を提案し、納得させるかがカギになってきます。そういう意味ではナーゲルスマン監督は打ってつけな監督で、現場においては心配は無いかと思われます。

しかし気になるのは「首脳陣」との関係です。バイエルンの首脳陣は現場も政治も知っている「猛者」が多く、彼らを折らせるのは一筋縄ではありません。現監督のフリック監督も首脳陣との対立で職を追われる形で退任しています。

いかに彼らの要求を受け入れ、現場とのバランスを取っていくか、ナーゲルスマン監督には「政治力」も求められてきそうです。

 

その知性と巧みな話術で数々の「常識」を破ってきたナーゲルスマン監督。新天地ではどのような活躍を見せてくれるのでしょうか、楽しみです。

 

では

 

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