きちのうすめ雑記

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監督解任と間違えにくい後任の選び方~二つの見るべき所~【サッカー】

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今回はサッカークラブの監督解任と間違えにくい後任の選び方について書いていきます。

 

まず個人的には監督解任は多くの人たちの仕事を奪う行為であり、安易に決断できることではないと思っています。その為少し不振に陥った際に突発的に解任してしまうクラブは正直首脳陣に問題があると考え、自身の哲学の浸透にも個人差があるので、出来るだけ時間を与えてあげて欲しいというのが本音です。

しかし多くの資金を得られる欧州カップ戦出場権を取る為、そして昇降格がかかっているクラブの状況を考えれば、不振が続くと流石に監督交代に踏み込まざるを得ない為仕方が無い部分はありますが、その際はいかに後任監督を間違えないかが重要になっていきます。

 

①成績が振るわない事が大前提

まず戦術的・マネジメント的に苦しい状態で、成績が振るわない事が大前提になってきます。

もはやその監督に任せられない状況であるこそ「解任」という手段がチームに効果があり、所謂「解任ブースト」が起こる要因になってきます。

最近ではモウリーニョ監督の後任に就任したデ・ロッシ監督が今まさにブースト中で、過去にはバイエルンのフリック監督、チェルシ-のトゥヘル監督がその流れを見事に生かしてチャンピオンズリーグ優勝を果たしています。

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逆に成績を残している状況での解任劇はクラブ上層部との関係性の破綻が多く、そこには関係ない選手には動揺しか生まないので逆に迷走するパターンが多いです。

記憶に新しいのは2020-2021シーズンのパリSGのトゥヘル監督→ポチェッティーノ監督や、2019-2020シーズンのバルベルデ監督→セティエン監督。

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どちらも選手からの信頼は厚かったものの首脳陣の前監督への見切りが余りにも早すぎた為、いずれも重要なタイトルを逃す事となりました。

 

②チームに足りない部分を補う存在を

また後任は「チームに足りない部分を補う存在を」呼ぶことが重要であると思います。

前監督が戦術面に乏しかったら戦術面を補う監督を、逆にマネジメント面に問題を残していたらマネジメントに優れた監督を呼ぶ。言葉にすると簡単ですが、その際にフリーの監督が都合よく残っているかと言われれば難しく、また首脳陣の見る目が無く良い効果を得られずにいる場合も多いです。

前述した2例はこの法則に乗っ取り(戦い方に乏しかったコバチ監督から戦術家フリック監督、個人任せのランパード監督から組織を整備出来るトゥヘル監督)、見事に成功した例であると言えますが、逆に同タイプの監督を就任させると上手くいかない場面が多く(戦術面で優れているナーゲルスマン監督と同じタイプであるトゥヘル監督を就任させたバイエルンや、経験に乏しいOBに監督手形を渡しまくっていた2010年中盤のACミラン)、いかにチームに刺激を与えるのかも重要であると思われます。

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③クラブ首脳陣の見る目が問われる

ただ監督を選ぶのはあくまでクラブの首脳陣であり、彼らがいかに中長期的プランを立て監督を信頼し共に進んでいくかが大前提となっています。

それが出来ない場合は例え前述した法則に乗っ取ったとしても上手くいかない場面が多く、特に何人もの監督が本格に立て直せずにいるマンチェスターユナイテッドクラブ体制の杜撰さは目に余るものがあるでしょう。

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最近では余りにもハードルが高いバイエルン、パリ、そしてユナイテッド並みの厳しさになりつつあるチェルシーも今後も苦労しそうで、彼らがいかに負のスパイラルから抜けられるか注目です。

 

クラブ首脳陣の見る目が問われる監督解任と後任監督の選出。今後もこの点に注力して見て生きたいと思います。

 

では

 

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