きちのうすめ雑記

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2021~2022シーズン総括 チェルシー~歯車が狂ったオーナー問題とエースの不振~【サッカー】

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今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン総括を書いていきたいと思います。


15回目は「チェルシー」です。

Getty Images

リーグ 勝ち点74 21勝 11分 6敗 76得点 33失点 3位

FAカップ 準優勝

リーグ杯 準優勝

チャンピオンズリーグ ベスト8

 

基本布陣

 

過去記事はコチラ↓↓

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①歯車が狂ったオーナー問題とエースの不振

怪我人続出の中でも素晴らしいマネジメントを見せたトゥヘル監督ですが、ロシアがウクライナに軍事侵攻したことでオーナーのアブラモビッチ氏の資産が凍結。クラブ売却をせざるを得ない状況に追い詰められました。

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そんな中でも監督、選手は腐らずプレーし続けダメージを最小限にしましたが、前代未聞の状況の中で徐々に疲弊。トゥヘル監督は自身の離婚も重なったのか冷静さを欠く場面も見受けられ、選手達は先が不透明な状況で徐々にパフォーマンスを落としていきます。

そしてチャンピオンズリーグ準々決勝でレアルマドリードにショックの大きい敗北を喫すると、その後のリーグ戦を3勝3分2敗、FAカップリーグカップリヴァプールに敗れる等無冠に終わることになります。

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中でもルカクはエースとして迎え入れられたにも関わらず精彩を欠くパフォーマンスに終始。守備にも連動性に欠け、試合に入れずに消える場面(26節クリスタルパレス戦では前半のタッチ数2という不名誉な記録を作ってしまっています。)も多く全くチームにフィット出来ませんでした。

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シーズン途中で古巣インテルに戻りたい等不用意な発言もあり、トゥヘル監督とも微妙な関係に。監督のキャラでパフォーマンスが大きく変わってしまうメンタル面の弱さが改めて露呈される事となり、今シーズン最大の失望となりました。

 

②進化し続ける19番と大ベテランの存在

それでもマウントは組み立て、チャンスメイク、そしてフィニッシュと多彩に渡り活躍。特にフィニッシュワークには磨きがかかり自己最多のリーグ戦11ゴールをマーク。

若手の有望株であった2019-2020シーズン、様々な役割を引き受けプレーの幅を広げた2020-2021シーズン、中心選手としてプレーの質を高めた今シーズンと、進化し続けている19番は来年も軸としての活躍が期待出来ます。

また今シーズン37歳となったチアゴ・シウバも円熟の極みとも言えるパフォーマンスを披露。カバーリング、対人ともに隙の無い所を見せビルドアップにも大きく貢献し、若手のチャロバーなども上手くカバーしていました。

不安定な状況に置かれたチームが崩壊しなかったのはこの大ベテランの存在は大きかったと思います。

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③新オーナーの元、一貫性のある強化を

難航していたクラブ売却もロサンゼルス・ドジャースMLB)の共同オーナーを務める投資家トッド・ベーリー氏をはじめとする新オーナーグループがクラブを買収することを発表。来シーズンは新オーナーの元再出発することとなりました。

しかし既にリュディガー(→レアルマドリード)、クリステンセンのフリー移籍が決定。ルカクインテル復帰が濃厚と中心選手の移籍が先行する形となっています。

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獲得選手としてはクンデ(セビージャ)、デ・リフト(ユベントス)、スターリング(マンチェスターシティ)、デンべレ(バルセロナ)等の獲得が報じられていますが、先日ディレクターとして辣腕を振るっていたグラノフスカイア氏が退陣する等、まずはフロント陣の再編が不可欠です。

噂ではマイケル・エドワーズ氏(元リヴァプール)にアプローチをかけている等の話がありますが、再編に遅れると補強が遅れることは必至。移籍期間終了までクラブは慌ただしい時を過ごしそうです。

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そして何より現場のトゥヘル監督にどれほど歩み寄りを見せられるか、これまでも妥協を許さずフロント陣との対立が報じられることが多かった指揮官に新オーナー陣は信頼を示すことが出来るのか、監督としての能力には問題は無いだけに注目です。

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新たなオーナーの元再出発を始めたチェルシー、果たしてチームは赤い悪魔のように苦しむのか、レッズのように欧州屈指のチームとして君臨していくのか、重要な1年となりそうです。

 

では

 

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