準々決勝屈指のビッグマッチの1stレグ。昨シーズンの準決勝の再戦となっています。
ということで先日行われたチェルシーvsレアルマドリードの感想です。
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両チームのスタメン&結果
前半
チェルシーは守備5-2-3の3-4-3、対するマドリーは守備4-1-4-1の4-3-3を採用していました。
試合はチェルシーが同サイド圧縮のハイプレスをかけマドリーのビルドアップを阻害しようとしますが、いつもなら気にならない程度のプレスのズレでも高い技術と判断力で剥がしてくるマドリーの選手の個の質に翻弄され上手くプレスが嵌りません。
するとベンゼマのワンツーで抜け出したヴィニシウスのクロスから再びベンゼマがヘッドで叩き込みマドリーが先制します。さらにその直後モドリッチからのクロスをベンゼマが再びヘッドで叩き込み2点差。その後も二人は幾度となくカウンターの起点となるなど躍動します。
しかしチェルシーも黙ってはおらず、前半終了前にジョルジーニョのクロスをハヴァーツがゴールに流し込み1点を返し、反撃の余地を残しながら前半を終えます。
後半
後半チェルシーはツィエク、コバチッチを投入しシステムを4-3-3にするものの、開始直後にメンディがまさかのボールコントロールミス。ベンゼマがボールを掻っ攫いハットトリックとなる3点目を挙げます。
追いつきたいチェルシーはルカク、ロフタス・チークを投入し打開を試みますが、前者は覇気の無いプレーで決定機を逃してしまうと、後者は縦に急ぎ過ぎてボールをロストしてしまいます。
マドリーはその後負傷したミリトンの代わりにナチョ、カマヴィンガ、ベイル、セバージョスとターンオーバー。決して行っていることは間違っては無いものの、要所で強度や精度が足りないチェルシー攻撃陣を抑え込み、試合終了。マドリーでアウェーで大きな勝利を挙げることが出来ました。
総評
チェルシーは戦術、戦略共に間違ってはいないものの、肝心の選手の強度やプレー精度に問題がありました。いつもだったら気の利くカンテはイージーミスを連発し前半で交代、クリステンセンはヴィニシウスに完敗。そして起爆剤として投入されたルカクは決定機を外すだけではなく自信なさげなプレーに終始と低調なパフォーマンスに終わりました。
正直チェルシーは直前のブレントフォード戦でも大敗を喫したように、ピッチ外の問題がメンタルに大きく影響している印象があります。戦術的にはしっかり機能しているものの要所での強度、精度に欠きほころびを突かれている状態で、いかにメンタル的に持ち直せるかが勝負になってきそうです。トゥヘル監督は難しい中この困難を何とか乗り越えて欲しい所です。
一方マドリーは「圧倒的な個の集団」であることを証明しました。ややミリトンやフェラン・メンディは危なかったもののチェルシーのハイプレスを上手く躱しチャンスを作り続けました。
そしてベンゼマはパリ戦に続いて2試合連続のハットトリックと圧巻の働き。今シーズンはヴィニシウスが成長したことでよりスコアラーとして高みに昇った感はあり、チェルシーの守備陣を狡猾に崩していました。2点目は彼の動き出しの良さ、3戦目は抜け目の無さを体現しており、極上の輝きを放っていました。
2戦目はミリトンが出場停止と付け入る隙はありますが、チャンピオンズリーグ仕様になったマドリーをアウェーで破るのは容易なものではありません。チェルシーは前例がないこの困難をどう乗り切るか、今後も注目していきたいです。
では
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