今回は2年ぶりのリーガ優勝、そしてチャンピオンズリーグ優勝を果たしたレアルマドリードについて書いていきたいと思います。
リーグ 勝ち点86 26勝 8分 4敗 80得点 31失点 優勝
コパ・デル・レイ ベスト8
チャンピオンズリーグ 優勝
基本布陣
①守備組織の構築とクラックの覚醒
開幕当初は不安の方が大きかったです。
エバートンからかつてデシマ(10度目の優勝)を果たしたアンチェロッティ監督を再び就任させるも、守備の要であったセルヒオ・ラモス、ヴァランを放出。バイエルンからアラバを獲得するも質、量共に守備陣は物足りず、実際開幕数試合は不安定な出来が続きました。
しかしイタリア仕込みの監督の守備組織の構築、そして明確にタスクが定められアラバに多くを学んだミリトンが出色のパフォーマンスを見せると、攻撃陣でもヴィニシウスがゴール前での落ち着きやシュート精度を劇的に高め覚醒。貴重なゴールを連発します。
そしてバルセロナ、アトレティコの躓きもあり序盤から上位に位置すると、序盤好調であったソシエダを躱し14節に首位に浮上。その後セビージャの追いすがりもあったもののリーグ戦では独走状態に。メンバーの固定化が問題になったものの、守備組織の構築とクラックの覚醒で一気に波に乗ることになります。
②クラシコでの大敗
このようにリーガではほぼ優勝を手にしたと言ってもいい状況でしたが、チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント1回戦からパリSGと当たる不運(抽選がやり直された事も拍車を掛けました。)もあり、実際あと一歩の所まで追い詰められますが、後半に相手のミスから得点を奪うと、瞬く間にベンゼマが2ゴール。エースのハットトリックの活躍で逆転勝利を挙げ、準々決勝に進出します。
しかしその後バルセロナとのクラシコではモドリッチの0トップ、守備がまるで機能せず0-4の大敗。采配の失敗を見せたアンチェロッティ監督も立場を危うくし、今シーズン限りとの声も。これまでも幾度となくシーズンの流れを変えてきたクラシコでの大敗は、将来を不安視させるのには十分な結果でした。
③ヨーロッパナンバーワンクラブであることを証明
ただその雰囲気を吹き飛ばしたのは頼れるエースでした。クラシコを怪我で休んだベンゼマは復帰後のセルタ戦で2ゴールを挙げると、チャンピオンズリーグ準々決勝チェルシー戦では、またもや圧巻のハットトリック。チーム浮上のきっかけを与えると、続く2ndレグでは3-0から追いついて延長の末撃破。
そして準決勝のマンチェスターシティ戦では1stレグで僅差の敗北を喫するも、2ndレグでは後半ロスタイムに追いつき再び延長の末撃破。
さらにリーガでは4節を残して優勝と申し分ない結果を残しますが、来シーズン加入が確実視されたエンバぺがパリに残留するという屈辱を味わいます。
それでも決勝のリヴァプール戦ではクルトワの神がかったセーブ、ヴィニシウスのゴールで見事に破り、欧州トップの4クラブを破っての14度目の優勝。改めてチームの個人戦術の高さ、勝負強さ、負けられない不屈の精神を見せつけ、ヨーロッパナンバーワンクラブであることを証明しました。
またカマヴィンガ、バルベルデ、ロドリゴ等次世代を担う選手も着実に育っており、ほぼ獲得が決定していると報じられているリュディガー、そして大器チュアメニ等ピンポイントで補強を進めベイルやイスコなど余剰人員を整理していけば、これからも欧州トップクラスに居続けることは出来るでしょう。
クラブに合った最高の個を持った選手、そしてモチベーティングに秀でたアンチェロッティ監督の存在。時期的に転換期と位置付けられたシーズンでしたが、見事に黄金期の始まりを告げるものとなりました。
では
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