今回はブレントフォード所属のクリスティアン・エリクセン選手について書いていきます。
今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。
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経歴(~インテルまで)
エリクセン選手は2005年にデンマークのオーデンセBKのユースに所属。その後2008年アヤックス(オランダ)のユースチームに移籍し、2010年にトップチームデビューを果たします。翌シーズンからはトップ下のレギュラーとしてプレー。2011-2012シーズンにはリーグ戦7ゴール15アシスト、2012-2013シーズンには10ゴール13アシストと圧倒的な結果を残しました。
そして2013-14シーズンにはイングランドのトッテナムに移籍。2列目すべてに対応出来る司令塔として加入当初からレギュラーとして、「大エース」であったベイルが抜けたチームのタクトを振り支えます。
すると翌シーズンポチェッティーノ監督が就任するとケインやアリの才能が開花、ソンフンミンがフィットするとプレミアリーグトップクラスの攻撃陣を牽引。2015–2016シーズンから4シーズン二桁アシストを記録、更に気の利いたポジショニングでビルドアップの中心に。チャンピオンズリーグでは初の決勝進出を果たす等、もはや彼抜きではチームが回らない程の存在感を発揮しました。
しかし2019–2020シーズンは契約問題や移籍騒動による心身共々のコンディション不良やモウリーニョ監督就任によりベンチ要員に。シーズン途中に約2000万€でイタリアのインテルに移籍することになります。
①イタリアでの苦悩と適応
コンテ監督率いるインテルに迎えいられれたエリクセン選手ですが、新天地では大苦戦します。シーズン途中の移籍&イタリアの生活に馴染めなかったのか、初シーズンでは途中出場に終始。プレーも無難なものでインパクトを与えられずにいると、その期待度から猛烈な批判に晒されることに。
さらに翌シーズンもチーム戦術に馴染めずシーズン中盤あたりにはほぼ構想外扱いに。冬の移籍は不可避とされていましたが、コッパイタリア準々決勝のACミラン戦で終了間際にフリーキックを叩き込むとプレーが急速に良化していきます。
持ちまでの判断力とキック精度の高さだけではなく、インサイドハーフに加えてアンカーも務め上げる戦術理解力も証明。スタメン起用が増えると、インテルのリーグ優勝に大きく貢献。最高の状態でシーズン後のユーロに臨むことになります。
②試合中に起こった悲劇
エリクセン選手は2010年に初招集からデンマーク代表でも中心選手として活躍していました。初の大舞台であった2010年W杯は途中出場に終わるも、ユーロ2012では中心選手として予選突破します。しかし本選ではドイツ、ポルトガル、オランダと同居する「死の組」に組み込まれグループリーグ敗退。その後2014年、2016年は予選敗退と苦しい時期を過ごしていました。
しかし2018年W杯予選ではポーランドに競り負けるも8得点を挙げプレーオフに回ると、プレーオフのアイルランド戦ではハットトリックを挙げる活躍を披露します。本選のオーストラリア戦でもゴールを決めチームの決勝トーナメント進出に貢献すると、ユーロ2020での予選でもチーム最多得点を挙げ本選進出に大きな貢献を果たします。
そして迎えたユーロ本選初戦フィンランド戦、エリクセン選手もレギュラーとして出場しますが試合中に突然卒倒。心停止となりピッチ上でAEDによる蘇生処置は施され病院に緊急搬送。幸い一命を取り留め意識は回復したものの、プレーは困難なものであると周囲は思っていました。
③見事な復活劇
しかしエリクセン選手はプレーを諦めておらず、古巣オーデンセBK、アヤックスでトレーニングを積むと、植え込み型除細動器(ICD)を装着してのプレーが認められていないセリエAの影響もありインテルを退団。2022年1月にイングランドのブレントフォード入団を発表しました。
そして迎えた27節のニューカッスル戦で途中出場し実戦復帰を果たすと、バーンリー戦では公式戦初アシストを記録します。さらに先日行われたチェルシー戦では圧巻のパフォーマンスを見せ、さらにリーグ戦初ゴールを挙げる等4-1の快勝に大きく貢献。
また代表でもオランダでの親善試合にて途中出場しファーストタッチでゴールを挙げる離れ業を披露し、本選出場にも意欲を見せています。
出場するだけではなく見事なパフォーマンスを見せる。その見事な復活劇は私だけではなく多くの人々に勇気と感動を与えてくれています。
2022年W杯出場。エリクセン選手はこの目標に非常に意欲的です。
「代表チームでプレーできるレベルにあることを示したい。」
今後も彼を応援するとともにそのプレーに注目していきたいと思います。
では
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