今回はトッテナム所属のデレ・アリ選手について書いていきたいと思います。
①テクニックと頭脳の融合
デレ・アリ選手はライン間で能力を最大限発揮出来る選手で、半身でボールを受けて高いテクニックを生かしたドリブルやパスでチャンスメイクするのが得意な選手です。
また最大の特長としてポジショニングの良さがあり相手の死角に飛び込んでのヘッドやコースを狙った精度の高いシュートは高確率でゴールに結びつきます。
特にイングランド代表でも度々パートナーとなるケインとの連携は阿吽の呼吸とも言え、プレミアリーグ最高のユニットとも言えます。
「テクニックと頭脳の融合」現代サッカーにおけるアタッカーの素質をデレ・アリ選手は全て兼ね備えていると言えます・
②未熟な精神面
課題ももちろんあります。相手を背負ったプレーが得意ではない所です。決してキープ力が低いという訳ではないですが、戦術的に必要な時でさえあまり積極的に行わないため苦手意識がありそうです。
また精神的に未熟な所が多々あり、不要なタックルでカードを頂戴したりプロ意識に欠ける言動や行動をしてしまう場面が度々見られます。
「真のワールドクラス」となるにはこういう所の改善が必要となってくるでしょう。
③役割分担が重要な選手
中盤から前のポジションはどこでもそつなくこなせる選手ですが、トップ下起用が最も生きるポジションだと思います。守備も上手く献身性も高いのでボランチでも機能しますが、持ち前の攻撃能力が生かせない可能性が出てくるのでより役割分担が重要な選手だと思います。
またスペースメイクやポストプレーに長けた選手との起用が不可欠で、それさえクリア出来ればサイドでも十分機能すると思われます。
課題があるとはいえ同世代では傑出した才能を持つデレ・アリ選手。今後どのような選手になっていくのか楽しみです。
では