コンテ監督が「キャリアで最も重要な成功のひとつ」と評していたように、このシーズンは困難な状況から見事に立て直した素晴らしいシーズンとなりました。
という事で今回は見事11シーズンぶりに優勝を果たしたインテルについて書いていきたいと思います。
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①チャンピオンズリーグ敗退
昨シーズンのオフはコンテ監督の退任騒動もありましたが、無事留任、そしてハキミ、コラロフ等「コンテ流」に適した人材を補強してスクデットへ向けて万全の体制で挑むことが出来ました。
実際コラロフは身体能力の衰えもありウイングバックでは起用できませんでしたが、当初戦力外と評されていたレンタルバックのペリシッチが見事にフィットしてハキミも素晴らしい活躍を見せ、攻撃陣が機能し得点を重ねます。
しかし昨冬補強したエリクセンがフィットせずインパクトを残せないでいると、レアルマドリード、ボルシアMGと同居したチャンピオンズリーグでは勝ち切れない戦いが続き大苦戦。コンテ監督のサッカーの対策もバッチリされている中でまさかの最下位でグループリーグ敗退、リーグ戦ではまずまず勝てていたもののコンテ監督の長年の課題である「チャンピオンズリーグアレルギー」はまたもや払拭することは出来ませんでした。
②司令塔の復活とワールドクラスへの飛躍
しかしその重苦しいムードを、期待され続けるも放出もやむなしな立場になったエリクセンが変えていきます。きっかけになったと思われるのはコッパイタリア準々決勝、エリクセンはロスタイムに劇的なFKを決めチームの勝利に貢献するとそこからみるみる内にパフォーマンスが良化、スタメンで出場できない時も「インパクトプレーヤー」として確かな変化をもたらしています。優勝が決まった直近のクロトーネ戦でも待望の先制点を決めチームの勝利に大きく貢献しています。
またバレッラがその推進力とアグレッシブさをさらにスケールアップさせ今や「ワールドクラス」も手に届くような成長を見せ、違いを見せつけています。
それに呼応するようにルカク&ラウタロ・マルティネスも活躍、二人合わせてリーグ36ゴールと破壊力抜群の攻撃陣を形成しました。
また守備陣もハンダノビッチのリーダーシップや急成長したバストーニの活躍もありセリエA最少失点を記録し、そしてダルミアンが攻守のバランスを取ることにより、セリエA屈指の安定感を誇りました。
③「コンテ流」のスクデット獲得
また戦術もコンテ監督流が完全に浸透したと感じました。特にビルドアップのバリエーションが豊かになり、3バック、GKを含めた形、4バック気味の形など、相手に読まれにくい戦術を採ることが出来ています。昨シーズンも出来ていなかったわけでは無かったのですがやや未成熟な部分もあったので、この形を確立させられたのは大きかったと思います。そこにインサイドハーフが上手く絡んでいくことでのサイド攻撃は、今シーズンのインテルの大きな武器となっていました。
セリエA9連覇中のユベントスは戦術に溺れ、ミランは守備陣の不調で勢いを完全になくしてしまい、アタランタは前半の不調を取り返すには至らなかったという要因はあったもののインテルは確かな強さを示し、正に「コンテ流」で11年ぶりのスクデットを獲得するに至りました。その功績は特筆に値すると思われます。
抜群の安定感でスクデットを獲得したインテル、来シーズンはコンテ監督の留任も含めてチャンピオンズリーグでの躍進も期待したい所です。
では
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