今回はインテル・マイアミ移籍が決定したリオネル・メッシ選手について書いていきます。
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①悲願達成ならず決別
昨年のメッシ選手は最高の時を過ごしていました。クラブではエンバぺ、ネイマールと共に破壊力抜群のアタッキングトリオを構成し自身もゴールをアシストとゴールを量産。チームもチャンピオンズリーググループリーグを突破、リーグ戦でも単独首位に付ける等好調を維持していました。
さらにカタールW杯でも悲願の優勝を達成し歴史上でも世界最高の称号を得て順風満帆のシーズンを送っていましたが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のバイエルン戦1stレグでの敗北をきっかけにチーム状況は暗転。さらにネイマールの怪我も重なり2ndレグでも完敗を喫するとチーム状態は一気に悪化。
最大目標が無くなったチームは連敗を喫する等調子を崩すと、メッシ選手も高パフォーマンスは見せ続けるものの終盤にはクラブの許可を受けずにサウジアラビアへ渡航しクラブから活動停止処分を受ける等、らしくない軽率な行動を起こしクラブとの決別が決定的に。シーズン16ゴール16アシストと数字は残すものの悲願であったチャンピオンズリーグ優勝にチームを導くことが出来ず退団が決定しました。
②3つの選択肢
そして退団したメッシ選手には
①古巣であるバルセロナ復帰
②サウジアラビアへの移籍
3つの選択肢がありましたが、①はクラブの財政上ほぼ不可能な状態で、仮にもメッシ選手を獲得した場合は数人の既存選手の退団及び年俸カットが必要に。それに心を痛め前回の退団時の事もありメッシ選手は復帰を断念。ただその後のバルセロナ側の皮肉のこもった声明を見る限りは、復帰しなくて良かったと思います。
そして②は前述した出来事もあり有力化され、年俸も2年12億€と超破格であったことからロナウド、メッシの競演が再び見られるかと期待されました。
③かねてから噂のあったアメリカへ
しかしメッシ選手はかねてから噂のあった③の選択肢を選びました。
大きな要因となったのは年俸やタイトルでは無く「平穏」。家族の事も考えてヨーロッパを離れてスポットライトを浴びにくい場所を選んだとのことです。
またスポーツ面でも来季アメリカで行われるコパ・アメリカ出場を視野にしており、MSLは近年リーグレベルも上位（世界リーグランキングは現状サウジアラビアより上です。）に位置する為、ある程度のレベルも保証されています。
現在もインシーニェ、ベルナルデスキ（トロントFC）、シャキリ（シカゴ・ファイヤーFC）、キエッリーニ（ロサンゼルスFC）等欧州で名を馳せていた選手達が所属しており、彼らとの競演も期待出来ます。そして何よりインテル・マイアミの共同オーナーはデイビッド・ベッカム氏、とても画も映えそうですね。（因みに監督は元マンチェスターユナイテッドの選手でもあるフィル・ネビル氏です。）
欧州を離れアメリカに新しい活躍の地を求めたメッシ選手。ロナウド選手もそうですが一時代を築いたレジェンドが最高峰の舞台から離れるのは少し寂しいですが、イブラヒモビッチ選手のように戻ってくる可能性はゼロではありませんので、今後も注目していきたいと思います。
では
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