今回は電撃的に決定したメッシ選手のバルセロナ退団について書いています。
関連記事はコチラ↓↓
正直非常に驚きました。バルセロナが生え抜きの史上最高のスターを手放さざるを得ない程切羽詰まっているとは思えませんでした。過去にもシャビ、イニエスタ等も他クラブに移籍させることもありましたが、両者ともラ・リーガで戦える程のフィジカルレベルを維持出来ていたかは疑わしく、放出は致し方ないかとは思えました。
しかしメッシはリーガで得点王を取るなどまだまだ第一線で活躍出来ており、むしろバルセロナ復権の中心に添えるべき選手でした。しかしラ・リーガの規定が彼の登録を許しませんでした。
ラ・リーガの規定には「サラリーキャップ」が設けられており、収入に対しての選手年俸の上限額が定められることによりチーム間の戦力の不均衡を小さくしようとする意図があります。
そんな中バルセロナはコロナ禍で収入が激減、更にスーパーリーグ構想に加わっていることにより、ラ・リーガに多額の資金を調達したCVCキャピタル・パートナーズを拒絶したことで更に資金繰りが逼迫。2020-2021シーズンには使える金額が約半減しアルトゥールやスアレス、ビダル等を放出し何とか乗り越えるものの、2021-2022シーズンは更に悪化し、限度額がさらに半額に。かなり切羽詰まった状態になります。
そしてその約200億円を埋め合わせをするために主力選手の年俸カット、そして売却へとクラブは動くこととなります。契約切れのメッシ選手も例外ではなく新契約では年俸半額の5年契約であるという条件が組み込まれていたとされています。
②コスト削減の目途が立たず
しかし肝心のコスト削減が上手く進みません。放出したかったであろうウンティティ、コウチーニョ、ピアニッチ、グリーズマン、デンべレは年俸面や怪我もあり全く話は進まずコスト削減出来ない状態に。
さらにメッシは契約切れの為一時期無所属状態になっているため、新登録が必要になっており上記の理由でコスト削減出来ないクラブは契約自体も出来ない状況に。
結局財政面解決には至らず退団する運びとなってしまいました。
これについて「特例」を認める動きもありましたが、実際岡崎選手がマラガ移籍の際に登録を認められず、エルチェが2部降格を言い渡された実例も数多くある為、公平性を考えて認めることが出来ないと判断されています。
何より余りにもバルセロナの経営が杜撰であったことは確かで、メッシ選手退団は間違いなく前会長を選んだソシオを含む「クラブ全体」の責任であり、今後は彼無しでの再建に向けて前進していく他ありません。
③新天地はパリかマンチェスターか
気になる新天地ですが、パリSGかマンチェスターシティが候補になっています。まずパリですが「弟分」ネイマールの存在もあり一番の有力候補になっています。0トップとしての起用も可能なので、場合によってはメッシ、ネイマール、エンバぺ、ディ・マリアとの「夢のカルテット」実現もあり得そうです。
一方シティはグリーリッシュの獲得と第一候補がケインであることから獲得は無さそうです。かつての恩師グアルディオラ監督も獲得を否定していることから再び同じチームになることは叶わぬ夢となりそうです。
昨日行われた記者会見では言葉を詰まらせ号泣。スタンディングオベーションを送られるも余りにも寂しい別れとなってしまいました。
バルセロナ史上最高の選手でありサッカー史にも歴史を残しているメッシ選手。今はその功績を讃え感謝し、もうすぐ決まるであろう新天地の活躍を祈りたいと思います。
では
 |
SOCCER リオネル・メッシ バルセロナ Tシャツ Messi 700 Goals T-shirt RETAKE ネイビー
|
 |
|
