今回はアル・ナスル移籍が決まったクリスティアーノ・ロナウド選手について書いていきたいと思います。
今回は改訂版です。プレースタイルの変化や役割の違いを中心に書いていきます。
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①チームリーダーにはなれずに
昨シーズン古巣マンチェスターユナイテッドに帰還。レアルマドリード、ユベントスで圧倒的な得点力を武器に古巣を再び高みに近づけ、さらにその勝者のメンタリティをチームに植え付けられることをクラブは期待していました。
しかし昨シーズンこそ公式戦24ゴールを奪う活躍を見せたものの今シーズンは家族の問題でチームを離れると、チャンピオンズリーグ出場の為に移籍問題も噴出。結局は移籍先が見つからず残留するもコンディションが整わず前半戦僅か1ゴールに。そして出場時間の短さ、そしてクラブのサポートが足りないとインタビューで衝撃発言を行いクラブを批判。対立を決定的なものとしてしまいます。
そしてカタールW杯期間中にクラブとの契約解除を発表。クラブの問題も多々あったと思われますが、ファンが望むチームリーダーには最後までなれずに残念な形でクラブを去ることとなりました。
②トップリーグからの脱落
そんな中その去就が注目されましたが、ロナウド選手自身はカタールW杯で僅か1ゴール、そして決勝トーナメントからは若手のラモスにポジションを奪われる等不本意な出来で大会を後に。完全な逆風が吹くことになります。
そして発表されたのはサウジアラビアの強豪アル・ナスルへの移籍。契約期間は2年で、年俸は驚きの2億€以上とされる超大型契約となりましたが、同時に自身が望んでいたとされるチャンピオンズリーグへの出場が叶わなかった事(恐らく満足するオファーが無かった)、そして欧州トップリーグからの脱落を意味しており、そのキャリアの選択には疑問符が投げかけられています。
③他例があるだけに
ただロナウド選手自身にとっては状況が好転する可能性はあります。まず現状欧州では悪評が広まり(一人歩きしている部分もあります。)望むような移籍が出来ない状態で、仮に欧州に留まったとしても自身が満足出来るオファーが届かなかったと思われます。
そして欧州から離れたサウジアラビアでは喧騒こそはあれども針の筵であった欧州よりははるかに落ち着いた環境でサッカーを行うことが出来、コンディションが整い次第サウジアラビアで大暴れする可能性は大いにあります。
そして欧州とは異なる環境に置かれ心境の変化が起こる事も期待出来ます。かつて過去にもダニエウ・アウベス、イブラヒモビッチ等の選手が欧州から離れるも活躍を果たし返り咲き、困難に陥った古巣を救ったという前例があります。
契約にニューカッスルがチャンピオンズリーグ出場権に入れば移籍できる条項をもりこんでいるという話はあるものの、彼が歓迎される存在になるか、それともチームの和を乱す存在と見なされるかは自分次第。まずはアル・ナスルで圧倒的な成績を見せ、さらに精神的支柱としても不可欠な存在になることが最低条件になってくるでしょう。
ユーロ2016決勝では監督張りのコーチングを見せていたこと(これはあまり褒められるものではありません)からリーダーシップには溢れているロナウド選手。まずは美しき破壊者と呼ばれたかつての姿を取り戻すことが先決なので、今後も注目です。
では
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