今回は阪神タイガースvsDeNA戦の感想を書いていきたいと思います。
3勝 0敗 0分 18得点 10失点 1位
①昨シーズン開幕戦の悪夢を払拭する勝利
遂に始まったペナントレース、開幕投手は１年越しに登板した青柳投手。初回林選手のヒット性の当たりを中野選手がアウトにする等バックも盛り上げエンジン全開状態で初回を抑えると、2回に相手のエラーもありノーアウト満塁のチャンスを作ると、梅野選手、小幡選手のタイムリー、そして近本選手の犠牲フライで一挙3点を記録します。
更に4回には3回のチャンスを逃して嫌な流れになる所を小幡選手のジャンピングキャッチもあり流れを譲らないと、その裏にはその小幡選手の粘りのヒットもあり1アウト1,3塁のチャンスを作り青柳投手が見事なセーフティスクイズを決め4点目。早くも石田投手相手の去年の得点数に並びます。
さらに5回に大山選手の犠牲フライで5点差にして楽な展開に持ち込もうとしますが、6回2アウト1,2塁のピンチから交代した岩崎投手が宮崎選手にタイムリーを打たれ1点を返されると、7回には板山選手のスーパーキャッチもありながらもその裏には近本選手が本塁アウトになる等嫌な流れになっていきます。
すると8回K・ケラー投手が1アウト2,3塁のピンチを招くと宮崎選手に再びタイムリーを浴び遂に2点差に。昨年の悪夢が蘇ってきますが、その裏に佐藤輝選手が相手の緩慢守備の間に2塁に陥れると小幡選手がこの日3安打目となるタイムリーを打ち3点差に広げます。
ただ9回新守護神湯浅投手が制球にくるしみ1アウト満塁のピンチを招くも、佐野選手を空振り三振、ソト選手をショートフライに抑え何とかペナントレースでの初セーブを記録して試合終了。
非常に難しい試合でしたが守備の活躍もあり見事に昨シーズン開幕戦の悪夢を払拭する勝利を挙げることが出来ました。
②2試合連続の総力戦となりながらも見事なサヨナラ勝ち
先発は秋山投手でしたが、初回に2アウト2,3塁のピンチを背負うとソト選手、桑原選手、森選手に連続タイムリーを打たれ4失点。ボールが高く浮き痛打されます。
しかしその裏、近本選手がツーベースで出塁するとノイジ―選手の来日初打点となるタイムリーで1点を返すと、大山選手のタイムリーツーベース、森下選手のプロ初打点となる内野安打で即座に3点を返します。
秋山投手は2回にも宮崎選手に一発を打たれるも、その裏には中野選手のタイムリーで打線が食い下がると、3回からは球が低めに集まり5回まで粘りの投球を見せます。
するとその裏には1アウト1,3塁から佐藤輝選手が犠牲フライでついに同点に追いつくと、その後は共に中継ぎ陣を次々投入し試合は投手戦に。
6回裏には佐野選手の素晴らしいバックホームで本塁アウトとなると、8回裏には2アウト満塁までこぎつけるも中野選手は空振り三振。中々勝ち越し点を奪うことは出来ません。
それでも村上、岩崎、浜地、湯浅、石井、加治屋投手と中継ぎが素晴らしい投球を行い相手を0封するも10回、11回に訪れたサヨナラのチャンスを得点に結びつかず試合は最終回に。
そして12回表に登板した富田投手が1回を素晴らしい投球で抑え、その裏打線は2アウトから代打糸原選手のヒット、小幡選手の四球、坂本選手のヒットで2アウト満塁のチャンスを作ると、近本選手の放った打球はセンターオーバーするサヨナラ打に。
2試合連続の総力戦となりながらも見事なサヨナラ勝ち。富田投手はプロ初登板初勝利を飾ることとなりました。
③監督の采配も冴えわたり開幕3連勝
開幕3連勝を狙う阪神先発は才木投手。初回佐野選手にヒットを許すもその後は3者連続三振で立ち上がりを抑えるとその裏、2アウト3塁のチャンスを作るも大山選手は見逃し三振で笠原投手のチェンジアップを捉える事が出来ず得点を奪えません。
さらに2回も1アウト1,2塁のチャンスを作るも生かせずにいるも、3回1アウト1,2塁のチャンスから大山選手のタイムリーで先制点を挙げると、森下選手のタイムリーと梅野選手の犠牲フライもありこの回3点を先制します。そして4回にも2アウト満塁から森下選手が押し出しの四球を選び1点を追加します。
先発才木投手は中野選手、小幡選手の攻守もあり6回まで無失点と素晴らしい投球を見せますが、7回1アウト1,2塁のピンチを迎えると、代わった岩崎投手が大和選手にタイムリーを打たれ1点を返され、なおも2アウト1,3塁で宮崎選手にフェンス直撃のタイムリーツーベースを打たれたものの近本→小幡選手と見事な中継を見せ走者佐野選手を本塁で刺しこの回2失点で切り抜けます。
すると8回裏、中野選手が四球でランナーで出ると牽制もありながらも盗塁を成功させると、代打に原口選手が呼ばれます。すると原口選手はエスコバー投手のストレートを見事打ち返す2ランで貴重な追加点。9回には石井投手がしっかり抑え、監督の采配も冴えわたり開幕3連勝。最高のスタートを切る事となりました。
総評
開幕から追いつかれそうな展開で守り切り、逆転サヨナラで勝利。更に監督の思い切った采配でしっかり勝ち切る等様々な形での勝利を挙げることが出来ました。
そんな中見られたのはオープン戦でもあった四球の多さ（3試合で16）と犠牲フライの多さ（4）でノーヒットでも出塁、得点が出来ており、淡白さはまるでなくなりました。さらに守備では二遊間の守備範囲の広さは凄まじく、ヒット性の当たりを悉くアウトにしていました。
それを象徴しているの小幡選手。守備範囲、肩の強さは勿論の事、昨年までの課題である打撃の粘り強さが見られ嫌らしさが増しており、今後の活躍も期待出来ます、
岩崎投手がやや心配ながらも中継ぎも結果を残しており、チームは攻守共好スタートを切ったと言え、次の広島、ヤクルト戦も楽しみにしています。
では
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