今回は2022年阪神タイガーズの才木浩人投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
9試合 4勝1敗 5QS 防御率1.53 WHIP1.09 47.0回 43三振 11四死球
①支配下選手登録と1159日ぶりの勝利
トミー・ジョン手術の影響もあり育成選手としてリハビリを積み重ねていた才木投手ですが、2月の練習試合で1年半ぶりの実戦復帰を果たします。
そしてシーズンが始まると2軍でも登板を重ね5月4日には支配下登録を勝ち取り、2軍で公式戦初完封勝利を果たす等アピールを続けます。
すると先発陣が不調による登録抹消が相次いだ7月3日に1軍に昇格すると、同日の対中日戦では5回無失点の好投を行い1159日ぶりの勝利。ヒーローインタビューではリハビリ期間中に支えてくれた人たちに感謝の言葉を伝え涙する場面もあり、非常に心にくるカムバック劇となりました。
②投げ抹消しながら圧巻の投球を披露
その後も肘の調子を考えながら所謂「投げ抹消」をしながら中10日ぐらいの投球感覚で先発していきますがその内容は圧倒的で、150㎞を超えるストレートにスライダー、カーブを織り交ぜカウントを整え、フォークで仕留めるスタイルは三振の数を積み重ね、投球回数とほぼ同数の三振数を記録。
9月1日には6回コールドながらもプロ初完封を記録。さらにシーズン最終日には退場者が出ると没収試合になる厳しい状況の中3回を投げ切り引き分けに持ち込む好投。
クライマックスシリーズでは悔しい結果となるも8試合の先発で4勝を記録。復活のシーズンとなりました。
③1年間フル稼働を期待
そんな中新シーズンを迎えますが、岡田新監督が心配する程の早い調整を見せ先発ローテーション入りをアピール。青柳、西、伊藤将投手が組み込まれる事はほぼ確実な為、西純、秋山、ブライアン・ケラー、村上投手等で二枠を争うことになり、非常にハイレベルなものになりそうです。（恐らく残り1枠は左腕投手の桐敷、岩貞、大竹、富田投手で埋まりそうです。）ただローテ入りした暁には1年間フル稼働を期待したい所で、2018年の6勝を上回る勝利を期待したいです。
その自慢のストレートは怪我前よりも威力が上がったとさえ思える見事な復帰を果たした才木投手。新シーズンもその投球に磨きをかけ圧倒的な試合を見せて欲しいです。
では
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