今回は2020年阪神タイガーズの小幡竜平選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
54試合 .220 0本 7点 3盗 出塁率.260 OPS.515 四死球6 三振37
①まさかの抜擢
小幡選手は2018年に宮崎県の延岡学園高校のドラフト2位で阪神に入団。スローイングと俊足が特徴の将来の正遊撃手候補で入団した2年目の選手でした。今年も二軍スタートながらウエスタンリーグで多くの試合をこなしていました。
追い風が吹いたのは8月後半、糸原選手の怪我により出場した上本、植田選手の不振もあり1軍に呼ばれると、8月22日に1軍初の途中出場を果たします。そして8月26日には8番二塁手としてスタメン出場を果たし、翌日の中日戦ではプロ初安打&マルチヒットを記録、次の広島戦ではプロ初打点を記録する等一気に台頭します。
しかしプロの壁は厚く、成績は下降してしまいますが最終的に54試合に出場。高卒2年目の選手としては75年の掛布選手以来の20安打以上を記録し、記念では無く十分な1軍戦力として貴重な経験を積みました。
②攻守の課題
ただ攻守においての課題はまだまだ山積みだと思います。まず打撃ですが出塁率を見てもわかりますが余りにも粘り強さがないです。足が速いので内野安打等でも貢献できるのですが選球眼を向上させないと継続的に使われるのは難しいでしょう。
また守備でもミスやエラーが多く、まだまだ改善点は見られます。背が高くまだ成長過程だという事なので、じっくりと守備でもフォーム作りに励んでほしい所です。
③まずは遊撃手で
個人的にはあと1~2年は体作り、フォーム作りに費やして欲しい所ですが気になる話が挙がっています。以前も書きましたが今シーズン2塁手、遊撃手をこなしたとのことで3塁手もこなせるようにさせようとする動きです。
正直大山選手、北条選手、糸原選手など本職とする選手が多くいて、彼にさせる理由はなくその分の守備練習を遊撃手としての練習に費やして欲しいです。また彼はまだ高卒2年目で、試合に出ないと立場がない位置付けの選手でもないので「まずは遊撃手で」完成を目指して欲しい所です。出来ない所をさせ、尚且つ球団の「主力級」に育てるにはプロ野球人生は短すぎます。
球団の将来を背負う大型遊撃手になる可能性を持つ小幡選手。今後が楽しみな選手です。
では
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