今回は主要欧州リーグの2021～2022シーズン総括を書いていきたいと思います。
16回目は「リヴァプール」です。
リーグ 勝ち点92 28勝 8分 2敗 94得点 26失点 2位
FAカップ 優勝
リーグ杯 優勝
チャンピオンズリーグ 準優勝
基本布陣
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①2冠に終わったものの過去最高とも言えるチームに
冬の移籍市場でルイス・ディアスを獲得し、アフリカネイションズカップに抜けるマネとサラーの埋め合わせを考えていたチームですが、ルイス・ディアスは素早くフィットしダメージを最小限に抑えると、南野、ジョタ、チェンバレン等の活躍でリーグだけではなくカップ戦でも躍進。リーグカップでは決勝進出、FA杯でも勝ち進むなど4冠の可能性も見えてきます。
その後壮絶な戦いの末リーグカップを制すると、FAカップではシティを破り決勝進出。チャンピオンズリーグでは盤石とも言える出来でインテル、ベンフィカ、ビジャレアルを撃破し決勝進出します。
ただ苦しんだのはプレミアリーグ。シティが異常なぐらいのペースで勝ち点を重ねていたので常に勝利を重ねないといけない状況に。そして36節のトッテナム戦で痛恨のドローを喫し極めてプレミア制覇は困難になります。その後3連勝を果たすもシティも勝ち切り惜しくも2位に。そしてチャンピオンズリーグでもレアルマドリードの壁を越えられず敗戦。
結果FAカップは取り2冠に終わったものの、その戦いぶりや選手層の充実ぶりはクロップ政権過去最高とも言えるチームとなりました。
②本領を発揮した司令塔
そんな中本領を発揮したのはチアゴ。昨シーズン怪我や適応に苦しんだ稀代の司令塔は2年目の今シーズンそのポテンシャルを遺憾なく発揮し硬質なチームに変化を与えました。
今シーズンも怪我には苦しめられたものの出場した試合は確かなインパクトを与えており来シーズンも重要な戦力になってくれそうです。
また同じく昨シーズン怪我に苦しんだマティプも復活。ファン・ダイクと鉄壁を築き、更にセットプレーでは得点源にも。シーズン後半はコナテにレギュラーを譲る事が多くなったもののそのプレーや存在感は別格であったと言えます。
またアーノルド、ファビーニョ、ファン・ダイク等昨シーズン不本意な出来であった中心選手が再度輝きを見せ、チームの原動力となりました。
③攻撃陣の刷新
そんな中訪れたオフですが、チームは早々にダルウィン・ヌニェス（ベンフィカ）を獲得する一方、フロント３の一角マネがバイエルンに移籍する等攻撃陣の刷新が行われています。
サラーもレアルマドリードから触手が伸びている等噂は絶えませんが移籍は現実的では無く、新シーズンは左からルイス・ディアス、中央ダルウィン・ヌニェス、右サラーがベースとなってきそうです。
他補強ではべリンガム（ドルトムント）等が取り出されていますが、ヌニェスに大金を掛けている為、まずはオリギ、南野（モナコ移籍が決定）、チェンバレン、ゴメス等余剰人員の整理を進めていくことになるでしょう。新SDのジュリアン・ウォード氏の手腕が試される所です。
過去最強とも言えるチームを作り上げたリヴァプール。新しいサイクルの年となりそうな来シーズン、どのようなサッカーを見せてくれるのか今から楽しみです。
では
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