今回はリヴァプール所属のディオゴ・ジョタ選手について書いていきたいと思います。
経歴
ディオゴ・ジョタ選手は2014年パソス・デ・フェレイラでトップデビュー、クラブ最年少得点を挙げる等、印象的な活躍をして2016年にアトレティコマドリードに移籍。
しかしアトレティコでは出番を与えられずFCポルト、ウルヴスにレンタル移籍、その後ウルヴスでの活躍を評価され同クラブに完全移籍を果たします。
ただウルヴスでも冬に加入したポゼンスの勢いに押され気味でシーズンを終えます。そしてその実力を高く評価したリヴァプールに移籍。アタランタ戦でのハットトリックなどインパクトを残す活躍をして、今やリヴァプールの「第4の選手」として申し分ない働きを見せています。
①急所を突くオフザボール
ジョタ選手の特長は「急所を突くオフザボール」です。オフザボールの動きが素晴らしく、スペースを突いた飛び出し、ラインとの駆け引きでの裏抜けはかなり質が高いです。また「待つこと」によるスペースメイクを行うことが出来、非常に気の利いた動きを行えます。特に相手の死角を突くことに秀でており、相手からすればかなり嫌な選手であると言えます。
味方とのコンビネーションに特化した選手であり、リヴァプール不動の3トップにいきなり組み込まれても、そん色ないパフォーマンスを見せることが出来たのは偶然とは言えないでしょう。
②突破力と切り替えの速さ
反面個人突破力には課題があります。特にフィジカル面での不安がありスピード、キープ力などは標準的と言わざるを得ません。テクニックは高い為ある程度は躱せますがどうしてもパワー勝負になると分が悪いです。フィジカルという「保険」が効かない印象です。
また守備への切り替えの速さも気になる所です。周りの選手が速すぎるというのもありますがどうしても周りと比べてトランジションが遅いです。慣れというのもありますが今後改善すべきポイントだと思います。
③4番目の男に
先日のアタランタ戦でのハットトリックなどを含め、リーグでもインパクトを残す活躍を見せるなどすっかり前線での「4人目の選手」としての地位を確立、今やフィルミーノの代わりに出場すべきとの声もあります。
現時点ではありえないでしょうが、このままの活躍を見せればわからないです。南野、シャキリ、オリギとの競争から結果、内容共に完全に抜け出しました。
今後オンザボールを磨けばより活躍が見込める選手となるでしょう。
リヴァプールに求められていた役割をここまで十分過ぎる活躍でこなしているジョタ選手。今後も楽しみな選手です。
では