今回はUEFA EURO2024決勝トーナメント展望を注目のカードを中心に書いていきます。
①事実上の決勝戦に
まずはスペインvsドイツです。
スペインはジョージア相手に先制点を取られるも見事に逆転勝ちを果たし、強さを見せつけ準々決勝に駒を進めるも、相手はここまで盤石の強さを見せつけているドイツ。
試合展開はボールを保持するドイツvsカウンターを試みるスペインと、これまでとは違う試合展開になりそうですがカギになるのはやはりサイドの攻防。
キミッヒ、ラウムとドイツのサイドバックは攻撃面には優れているものの守備はイマイチで、カルバハル、ククレジャ、ヤマル、ニコ・ウィリアムズと優秀な選手が揃うスペインのサイドアタックを、ウイングと連動してどこまで抑えられるかが勝負になってくるでしょう。
そしてスペインはディフェンスラインがいかに裏抜けを多用するドイツの攻撃陣を食い止められるかが勝負に。特に中央部はスピード面で脆さを見せるだけに細心の注意が必要になってくるでしょう。
②最適解は判っているだけに
次はポルトガルvsフランスです。
こちらも強豪国同士の戦いとなっていますが、ロナウド、エンバぺが現状得点を量産とは言えず、もどかしい試合を繰り広げています。
フランスはまずはジルーをスタメンで起用する事がカギになりそうです。2018年W杯優勝、そして2022年W杯準優勝に大きく貢献し、今も世界最高峰のポストプレイヤーとして健在。2トップやウイングでの起用がベストであり現時点ではフィットしきれていないテュラムに代わって起用すれば、不発に終わっているグリーズマン、エンバぺの爆発が予想され、フランスの勝利の確率がより高まると思われます。
一方ポルトガルは3バックをベースにしたい所で、特にカンセロの起用法には慎重に行いたい所です。4バックの右ではエンバぺのいる左サイドの餌食になるのは目に見えており、もし起用するならばチェコ戦のように左ウイングバックで自由に振舞わさせることがベストであると思われます。
最適解が判っているだけにいかにそれを遂行できるか、指揮官の判断に注目が集まります。
③このままでは敗退も現実的に
次はイングランドvsスイスです。
スロバキア戦では後半ロスタイムまで追い込まれるもののべリンガム弾に救われ何とか延長の末勝利。対するスイスはイタリア相手に終始圧倒し完勝と、チーム状況は両極端と言えます。
この試合はいかにイングランドの個をスイスが抑え込めるかが勝負に。恐らくスイスはボール保持を放棄してカウンターを行うスタイルで戦うと思われるので、豪華なタレントを擁するイングランドが瞬間的なコンビネーションと個の力でこじ開けられるかが勝負になりそうです。
正直組織力で大きく劣りこのままでは敗退も現実的に。この窮地を救うのは現状個の質しか手は無いので選手の頑張りに期待です。
④1回戦のような戦い方が出来るか
最後はオランダvsトルコです。
ルーマニアに完勝したオランダと、神がかったセーブもあり見事オーストリアに競り勝ったトルコの戦い。正直タレント力、組織力共にオランダに分があり、トルコはオーストリア戦と同様いかに相手を引き込んでカウンターを仕掛けられるかが勝負になってきそうです。
オランダはボールを保持する事となりそうなのでラインデルス、スハウテンの配球力が重要に。また右肩上がりの3バックでしっかり迂回経路を作りボールを前進させたい所です。
白熱した戦いが期待出来そうな準々決勝。今から楽しみです。
では
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