我慢の戦いが続いた序盤戦となりました。
ということで今回は阪神タイガース シーズン1/4感想を書いていきます。
①戦績(対戦成績)
巨人 4勝 4敗 1分 20得点 23失点
ヤクルト 4勝 2敗 1分 23得点 27失点
DeNA 4勝 3敗 1分 30得点 28失点
広島 2勝 4敗 0分 13得点 15失点
中日 4勝 1敗 1分 31得点 10失点
18勝 14敗 4分 117得点 103失点 1位
オープン戦から序盤戦にかけての野手の不振で全くという程振るわなかった中、広島以外に互角以上に戦う等、ここまで戦えたのはやはり昨シーズンのチームの経験値と岡田監督の巧みな采配によるものが大きかったと言えます。
特に内容で上回られながらもしぶとく勝ちを拾うその姿は正に昨年日本一のチームと言えるもので、チームの地力が改めて証明された序盤戦となりました。
しかしそんな中でも今後チームを脅かそうなのは巨人。今シーズンは投手陣の整備によりここまでセリーグナンバーワンの投手陣を形成。大勢投手の離脱もバルドナード投手が控えており、ここまで沈黙している打線も本来は爆発力十分。
現状団子状態になっているのは幸いですが、阪神も打撃陣の調子を戻さなければジリ貧になり突き放される可能性は十分にあり、せめて交流戦までは調子を取り戻したい所です。
②投手 ※主戦力です。
先発
西 4試合 0勝1敗 1.27 3QS
青柳 6試合 1勝2敗 3.34 3QS
才木 7試合 4勝1敗 1.60 5QS
村上 6試合 2勝2敗 0.88 5QS
大竹 6試合 3勝2敗 3.82 4QS
伊藤将 6試合 2勝1敗 4.26 3QS
中継ぎ ※()は役割
桐敷 16試合 2勝0敗 8H 1.13 (セットアッパー・接戦時)
島本 14試合 0勝0敗 4H 0.79 (接戦時)
漆原 10試合 0勝1敗 2H 1.46 (接戦時・ビハインド時)
岡留 10試合 0勝0敗 2H 1.59 (セットアッパー・接戦時)
加治屋 8試合 2勝0敗 1H 3.24 (接戦時)
浜地 7試合 0勝0敗 0H 1.00 (接戦時・ビハインド時)
抑え
岩崎 17試合 2勝1敗 6H 5S 2.16
ゲラ 18試合 0勝2敗 9H 6S 2.04
続いて投手陣ですが、先発陣は青柳、伊藤将投手が不調で既に伊藤将投手は2軍へ。対して西、村上、才木投手は好調を維持しています。
そんな中で注目なのは2年目のジンクスもなんのその昨シーズンMVPの投球を取り戻した村上投手と打者を圧倒する投球でここまで4勝と勝ち頭になっている才木投手の活躍。彼らが連敗ストッパーとなり、調子の良いビーズリー投手等をローテーションに組み込ませたりすると崩れにくいローテーションを組めそうです。
しかし中継ぎ、抑え陣はここまで奮闘しているものの、接戦が多い為ゲラ、岩崎、桐敷投手に登板が集中する事に。また桐敷投手が体調不良で戦線離脱しており、不安要素が多い状態になっています。
そんな中で奮闘を期待したのが現役ドラフトで獲得した漆原投手と先日1軍復帰した石井投手。どちらも圧倒的な投球が出来る球を持っているだけに勝ちパターンに組み込まれるような投球を期待しています。
③打線 ※主戦力です。
1近本(中) .271 6本 19点 6盗 .819
2中野(ニ) .271 1本 11点 1盗 .696
3森下(右) .233 5本 17点 0盗 .665
4大山(一) .225 3本 14点 0盗 .652
5佐藤輝(三) .200 3本 17点 0盗 .587
6ノイジー(左) .272 1本 8点 0盗 .683
7梅野(捕) .125 0本 2点 1盗 .389
8木浪(遊) .223 1本 7点 0盗 .567
一時期「飛ばない」ボールと話題になったみたいに記録的な投高打低のシーズンである為、全ての数字で近年最低水準にあります。特にクリーンナップの森下、大山、佐藤輝選手の不振は深刻で、佐藤輝選手に関しては度々スタメンから外れる等キャリアワーストの序盤戦となっています。
またその貧打ぶりに併せて守備面でも得点に直結するエラーを連発し、大きな弱点に。正直不甲斐ないの一言に尽きます。
そんな中でも一人奮闘しているのは近本選手。打撃成績ほぼ全てでチームトップを記録する孤軍奮闘ぶり。また中野選手も安定した働きを見せており、壊滅的な打撃陣を支えています。
前川、井上選手に本格ブレイクの予感はあるものの、あくまで中軸は前述した3人。一人でも完全復調しないと待っているのは転落なので、彼らの復調を期待したいです。
本当に我慢に我慢を重ねて白星を重ねていった序盤戦。中盤に向けては打撃陣の復調に期待したいです。
では
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