今回は2022年阪神タイガーズの岩崎優投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
60試合 3勝3敗12H35S 防御率1.77 WHIP0.82 56回 62三振 16四死球
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①再び挑戦となった守護神起用
昨シーズン守護神として起用されるも6敗を喫するなど救援失敗が目立ち、適材適所ではない起用とされた岩崎投手は、今シーズン湯浅投手を守護神として起用して再びセットアッパーの座に。
しかし湯浅投手は疲労の考慮により登録抹消されると、その間は再び守護神起用がされることに。さらに湯浅投手が1軍に復帰するも打ち込まれ2軍降格すると、以降は不動の守護神として君臨。5月、7月には10試合で防御率0.00を記録する等、昨シーズンとは違った抜群の安定感を見せます。
その要因は「慣れ」と「球質の復活」。昨シーズンの苦い経験が生きたのは間違いなく、より駆け引きが多彩に。さらに痛打される事もあったストレートもキレが蘇り、変化球がより生きることになり三振率も大幅にアップ。見事に役割に適応し、チームの快進撃を支えることになります。
②常識を覆し自身初のタイトルを獲得
その後懸念されていた後半戦も絶対的な守護神として君臨し、毎年のように行われていたリフレッシュ抹消も行う必要性を感じないハイパフォーマンスで最終回を守り続けます。(適度に加えられた完全休養が功を奏したようです。)
そして優勝決定戦では同期入団で親交のあった横田さんの応援歌「栄光の架橋」で登場。流石に極度の緊張状態だったのか、坂本選手に一発を浴び2アウト3塁のピンチを招くも最後の打者をセカンドフライに打ち取り見事「アレ」を達成。
セーブ王も最後までヤクルトの田口投手と争うも終盤で突き放し見事獲得。守護神は、
・150㎞を超える速いストレート
・フォークやシンカー等落ちてなお落差のある決め球
が不可欠であるという常識を覆し(田口投手もそのタイプではないので偉業とも言えます。)、自身初のタイトルを獲得しました。
そしてクライマックスシリーズでは接戦の中全3試合に投げ、2勝1Sと勝利に直結する投球を披露。さらに日本シリーズでも勝利し、日本一を決める最終戦にも登板。花道を作られ戸惑い頓宮選手に一発を浴びるも次打者を抑え、レギュラーシーズン、ポストシーズンの胴上げ投手となり、最高のシーズンとなりました。
③心配な勤続疲労
このようにチームトップの登板数を記録し年間を通して活躍した岩崎投手ですが、やはり心配なのは勤続疲労。2017年から実に7シーズンに渡り年間40試合に登板しており、その内60登板を記録したのは4シーズンと勤続疲労度合はとっくに限界を超えています。
それでも大きな怪我も無く続けられるのが凄い所ですが、いつ悲鳴を上げてもおかしくはない状態なのは確かで、再びセットアッパーに回るであろう来シーズンは彼の負担を減らす投手の登場が待たれる所です。
年間を通してチーム、そしてブルペン陣を支えてくれた岩崎投手。来年もビールかけでのはっちゃける姿を見てみたいです。
では
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