今回は2023年阪神タイガーズの中野拓夢選手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
143試合 .285 2本 40点 20盗 出塁率.349 OPS.692 四死球57 三振107
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①セカンドコンバートとWBCでの経験
昨シーズンまで正遊撃手としてプレーしていた中野選手ですが岡田監督が就任早々にセカンドへのコンバートを明言。探り探りのキャンプとなりましたが、WBCでは遊撃手として選出され不安が残りました。
それでも本大会では源田選手の怪我により韓国戦で交代出場すると、6回には三塁打を放つ等活躍。続くチェコ戦、オーストラリア戦でもレギュラーとして出場し、準決勝では代走で出場を果たしホームを踏む等役割を全う。WBC優勝に大きく貢献しました。
そして間もなく始まったレギュラーシーズンでも見事にセカンドをこなし開幕から躍動。特に球際の強さは目を見張るものがあり、取れなさそうな浅いフライや強烈な打球も見事に捕球。木浪選手とのコンビも機能し、鉄壁とも言える二遊間を形成していました。
②目標とするフルイニング出場を達成
さらに打撃面でも四球が昨シーズンの3倍強になり、出塁率も5分近くアップ。本塁打こそ減ったものの打者としての怖さは増したと言えます。
特に今シーズンは木浪選手の存在もあり、打点も多く稼ぎキャリアハイを記録。そしてレギュラーシーズンを終えると、岡田監督の計らいもあり(犠打させない)、最多安打のタイトルを獲得。優勝を決めるウイニングボールを捕る「ご褒美」もありリーグ優勝に大きく貢献することになりました。
またポストシーズンもフルイニング出場を果たし、WBC優勝、ペナントレース優勝、日本一とシーズンで取れる全てのタイトル獲得に貢献。さらに目標とするフルイニング出場を達成する等、一野球選手として成長を果たしたシーズンとなりました。
③来シーズンも軸として
そして来シーズンも軸としての活躍が期待されますが、気になるのはやはりWBCから日本シリーズまでフルでシーズンを過ごしていた疲れで、元々計算が出来る選手でバックアップも余り用意しなかった(恐らく熊谷選手や小幡選手ですがそもそも出場すらしていません。)こともあり、彼が怪我等で離脱した際には特に打撃面での不安が大きいです。
前述した選手は守備面では劣らないものはあるものの、やはり彼ほどのケースバッティングはまだまだ出来ない状態。前述した二人はより打撃面でレベルアップする必要はあるでしょう。
しかしコンバート2年目ということでより動きが掴め、より守備範囲が広くなることも期待出来(UZRはマイナスを記録しています。)、更に躍動した姿を見せてくれそうなので本当に怪我だけには気を付けて欲しいです。
コンバートと国際舞台の経験で大きく飛躍した中野選手。来シーズンから活躍も楽しみな選手です。
では
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