夏油一派～自分では理解できない涙を流した最期～【呪術廻戦】渋谷事変

※ネタばれ有

今回は呪術廻戦渋谷事変の登場人物である「呪霊」について書いていきます。

①真の姿は判明しないまま

まずは「夏油傑」です。

ここまで暗躍に徹し殆ど姿を見せなかった夏油ですが、この篇では遂に表立って行動し、特級呪霊や多数の呪詛師達と共に「渋谷事変」を引き起こします。

そして花御を犠牲にしながらも渋谷駅構内に侵入した五条に対して20分間の時間稼ぎをさせることに成功。消耗した五条の前に姿を現し、特級呪物「獄門疆（ごくもんきょう）」を発動させ彼を封印する事になります。

その際に五条に偽りの存在だと感じられその正体を問いただされると、頭部の中身の脳を露に。自身が脳を入れ替えて他人の肉体を乗っ取る術式を持っており、1年前に死んだ夏油を乗っ取ったことを明らかにしました。

「キッショ…なんで分かるんだよ」

「おやすみ、五条悟」
「新しい世界で、また会おう」

五条の完全封印を見届けた後は冥冥と交戦するものの勝利し、虎杖に祓われる寸前だった真人の前に姿を現し彼を容易く手中に収めると虎杖達を圧倒。

乱入した脹相に「史上最悪の呪詛師、加茂憲倫」とその正体を看破されるも、真の姿は判明しないまま姿を消す事となります。

「聞いてるかい？　宿儺、始まるよ」
「再び…呪術全盛、平安の世が」

②自分では理解できない涙を流した最期

次は「漏瑚」です。

五条相手に敗北し頭以外の身体を失うも、その後は復活し渋谷事変に参加。五条の圧倒的な強さに毒付くも彼の封印に成功し、もう一つの宿儺復活の為暗躍します。

その後陀艮と戦闘していた七海建人・禪院直毘人・禪院真希の前に現れると、敗れて消滅した陀艮に哀悼を捧げ、瞬時に戦闘不能に。しかし菜々子と美々子が虎杖に宿儺の指を一本呑ませたことで計画が狂い、急遽彼に所持していた宿儺の指10本を呑ませ宿儺を覚醒させる事になります。

「逝ったか……陀艮　後は任せろ　人間などに依らずとも我々の魂は廻る　百年後の荒野で　また会おう」

その後「1発でも当てられたら呪霊の下に着く」と言う条件の下で宿儺と交戦するも、力の差は歴然。最後は宿儺の炎を操る術式との火力勝負の果てに敗北する事なります。

しかし宿儺からその強さを認められ、自分では理解できない涙を流した最期となり、呪いとしては本望だったと言えます。

「…何だこれは」

③仲間意識が強い勇敢な性格に

最後は「陀艮」です。

フードを被ったタコのような姿の、人が海を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。言葉を話せず臆病な性格をしていますが、呪霊らしく人間を大量に喰らう程残酷で、渋谷事変によって「成体」に姿を変えることになります。

「よくも花御を殺したな！！」

成体になってからは仲間意識が強い勇敢な性格に変更。人のような手足を持つ筋骨隆々の形態に変化したことでの格闘戦の強さやタフネスさは勿論の事、海に起因する膨大な水や水棲生物の式神を駆使する遠距離タイプの術も使えます。

「呪霊ではない私は陀艮　花御漏瑚真人にも我々には名前があるのだ！！」

生得術式は凶悪で鋭利な牙を持つ巨大な水性生物の式神を無数に具現化する「死累累し湧軍（しるるゆうぐん）」を使用し、領域展開「蕩蘊平線（たううんへいせん）」の必中効果もあり、領域対策や飛び道具を使えない術師はあっという間に劣勢に追い込まれることになります。

しかし領域に対して絶対的な優位性を持つ伏黒甚爾（孫）の乱入で一気に劣勢になり、甚爾の手によって先端を鋭く研がれた游雲で、目にも止まらぬ速度で滅多刺しにされ祓われる事になりました。

では

きちのうすめ雑記